マイホームヒーローにて圧倒的とも言える悪役ぶりを発揮している窪。
第一部では半グレ組織のリーダーとして裏方の存在でしたが、第二部では哲雄の明確な敵として活躍しました。
ここでは戦闘能力が高すぎる窪の魅力について深掘りしてみたいと思います。
内容が内容ですので、第二部以降の本編ネタバレ注意です。


マイホームヒーロー窪が強すぎる!
マイホームヒーロー / 16巻
窪が強過ぎますね。#マイホームヒーロー pic.twitter.com/I8unfUSXBa— JOYPACIFIC (@JOYPACIFIC1222) November 5, 2021
窪は恭一が属する半グレ組織のリーダー兼教官としてチームを育ててきました。
半グレ組織なので当然やることは犯罪行為なのですが、作中では「フリーの殺し屋」と言われていました。
第二部クライマックスにてとうとうその異名の真価を発揮!
舞台となる歌仙の実家のある村にて、たった一人で村相手に大立ち回りをするのでした。
銃や爆弾を使うだけでなく、奪った命の数を数えるという行動にその異様さが見て取れます。
最終的に村には警察が介入し、窪は逃走。
全国に指名手配された窪は行方をくらませて第二部に幕…という結末でした。
マイホームヒーロー窪の正体や本名は?
マイホームヒーローの窪さんの戦闘能力高すぎて自分の中で呪術持ってかれた感あった pic.twitter.com/3VQUXpvXbu
— ウナ・老子 (@tooo114514) June 1, 2021
結局のところ、窪とはどのような人物なのでしょうか?
物語本編の立ち振る舞いから、残虐な面が目立ちます。
当然ですが、その過去は普通の人間とはまったく異なるものです。
窪は中東で傭兵をしていた
第一部の頃からすでに窪が過去に中東で傭兵をしていたと語られています。
傭兵をしていたということは、もちろん生きる上で命の奪い合いをしていたということ。
窪の配下の半グレたちも当然のようにケンカ慣れしています。
ですが、人の命を奪うという行為はそうそう起きるものではありません。
そしてミスをした半グレたちの態度。
それはミスをした時にただ怒られるというよりは、もっと恐ろしい罰が起きることに怖がっている様子でした。
半グレたちの恐れる態度から、明らかに常人とは違うものさしで生きる人間であることが伺えます。
半グレ組織のリーダーと教官をしていた
元から人の命の重さに対して周囲と同じようには考えていなかったこと。
「人の命を奪ってみたかった」というその歪んだ気持ち。
完全に命のやりとり自体を楽しんでいる殺戮マシーンにも思えます。
日本という国ではその「夢」が叶えられないことを悟った窪は、海外へと渡り傭兵として生きるのでした。
兵士であれば人の命を奪う行為に正当性を持たせられるからです。
後年、帰国した窪はフリーの殺し屋家業をすることに。
そうしているうちにヤクザである志野からの提案で半グレ組織のリーダーを打診されます。
一度はそれを断った窪ですが、志野の説得によりリーダー兼教官として新たなキャリアを積むことになったのです。
そんな窪が第二部クライマックスにて全ての部下を失い本性を表します。
第二部におけるラスボス的立ち位置として哲雄と戦った窪。
その本性とはもちろん、残虐性が高い窪の素顔。
命のやり取りを心から望んだ彼は、延人を手にかけた哲雄を同類とみなすのでした。
唐突に始まる殺人鬼との対話。
窪視点では自分と同類の殺人鬼に対して。
哲雄にとっては獲物を狙う狩人として…。
鍵となる過去エピソードは第二部の138話(16巻)にて明かされます。
物語本編の後日、ある週刊誌記者が窪の過去の知り合いに取材する形で窪の過去は語られます。
窪の本名が明らかに!
窪の本名は佐武辰巳(さたけ たつみ)。
学生時代、いじめを受けていた生徒と付き合いがあったことが本編138話で明かされています。
学生時代、窪はある生徒をいじめていたヤンキーをボコボコにしていました(結果として守っていた)。
当時から窪の行動は、「正義感」での行動よりも感情自体が希薄だったことが原因ではと述べています。
そして語られる窪の家族について。
それは窪という化け物が生まれた壮絶な過去の話でした。
マイホームヒーロー窪の家族もヤバかった
マイホームヒーロー、16巻まできたけどずーっと面白いなぁ
窪サイコパスで好きw pic.twitter.com/puOR5JLela— あか (@makiron_abc) December 23, 2021
窪の過去を語る上で外せないのが両親の存在です。
母親は、窪に対して満足な子育てをしていませんでした。
窪はネグレクトを受けていた?
母親は体を売ってお金を稼ぐ仕事だったようで、教師や行政の訪問にも「眠い」という理由で無視する態度。
さらに、食事はお金だけ渡して本人に任せるという形を取っていました。
これらからわかるように、母親は窪の育児を放棄していたことがわかります。
窪の母親の彼氏もヤバかった
学生時代のある時、窪は母親の彼氏である男に暴行を加えられます。
腕っぷしに自信のあった窪は「母親の彼氏に負けたことが悔しかった」と知り合いにこぼしていました。
感情が希薄だった窪の中に強く存在した感情は「悔しさ」。
窪が彼氏にやり返した時、母親が味方をしたのはなんと窪ではなく彼氏の方。
母親に家を追い出された窪は野宿しながら学校へ通う始末。
暴行を受けてなお警察には届けず、自宅へ侵入してお金を盗んで野宿、そして学校へ。
プライベートでは修行と称して筋トレを行い、さらに強くなっていったようです。
窪の父親は誰なのか?
窪はそもそも母子家庭で育ったということが昔の知り合いの口から語られています。
ですが、父親に関する話には触れられていませんでした。
母親が本番アリという仕事のだっため、望まない妊娠をしたであろうことは想像に難くありません。
おそらく父親に関する話が明かされる可能性は低いでしょう。
マイホームヒーロー窪の最後はどうなる?
マイホームヒーローの窪くん、ほんま好き
いつか実写化して欲しい pic.twitter.com/aufgTVjCAn— i-r0k (@ir0k_1900) April 19, 2022
第一部にて半グレ組織のリーダー格として恭一に指示を出していた窪。
第二部では倒すべき敵として村で多くの人をその手にかけ、哲雄の前に立ちはだかりました。
結局第二部ラストでは村から逃げる形で逃亡。
全国指名手配となり、海外へと逃亡したとされています。
完結編となる第三部では、哲雄と因縁の決着をつけるであろうことが示唆されています。
第二部でもラストでは主要キャラが次々と殺害されていったことから、第三部でも同じようなことになると予想できます。
ということから考えて、やっぱり窪は哲雄との勝負に負けて命を落とす線が濃厚でしょうね。
とどめが哲雄でなくても、自分から命を絶つ可能性も考えられます。
ですが命のやりとりを楽しむ窪にとって、哲雄にとどめをさしてもらうのはある意味悲願かも…。
そこで外せないのが零花の存在。
窪を逮捕したいと考える零花が止めに入って、興を削がれた窪が自ら…という展開を予想します。
こういった内容の作品なので、ラストでは志野共々命を落とすことになると思われます。
その結末は哲雄たち家族に新たな十字架を背負わせることになるかもしれません。
そういった時に零花がどういった動きを見せるのか?
窪との戦いがエピローグにどんな影響をもたらすのか?
そういった点にも着目して読んでいくとストーリーがさらに奥深く感じられるのではないでしょうか?
まとめ
窪の正体と過去に関しての紹介でした。
第一部では半グレ組織のリーダーとして存在感を示し。
第二部で窪の過去について語られ、さらに半グレ組織は村との抗争でほぼ壊滅状態となりました。
そして最終章となる第三部ではさらに濃密に描かれることと思われます。
哲雄にとっての明確な敵。
窪はこの物語に欠かせないキャラクターとして我々の記憶に残ることでしょう。


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