今朝もあの子の夢を見た(最終回)のネタバレ感想にあらすじと結末を考察!最後のセリフは?

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「妻が口をきいてくれません」という作品をYouTube広告などで目にした方も多いはず。

そんな野原広子さんの別作品「今朝もあの子の夢を見た」もまた広告として目にする機会が増えてきました。

今回はこの作品についてあらすじに触れながらラストの感想も書いていきますよ。

ネタバレを含みますので、未読の方はご注意くださいませ。

この記事でわかること
  • 「今朝もあの子の夢を見た」のあらすじ
  • この作品における「洗脳」に関する考察
  • ラストシーンの考察

 

目次

「今朝もあの子の夢を見た」最終回までのあらすじネタバレ

広告で見るこの作品は、山本が鈴木に世話を焼く場面が印象的ですよね。

「気があるのだろうか?」と考えたりするシーンがそこですが、やっぱり話は単純ではありません…。

というわけで最終回までの流れを追っていきましょう。

バツイチの山本と三十路で独身の鈴木

山本タカシはスーパーの青果部門で働くしがないバツイチ男。

10年前に突然、妻が娘を連れて家出しています。

それ以来娘とは一切会えず、思い出すと今でもツラい。

 

ある日、事務員として中途入社で鈴木真美が入ってきました。

5年付き合った元彼が若い女子に浮気して破局、そこから男性不審に。

 

この二人の出会いから物語は始まります。

スーパーで働く二人の関係

山本は鈴木に対して何かと世話を焼いてます。

どう見てもセクハラな同僚からの詮索から守るだけでなく、アメをもらったり声をかけたり。

 

鈴木は山本に対して「自分に気がある?」と、女性としては当然な感想を抱きます。

しかし鈴木の気持ちとして12歳年上の山本はナシ。

山本に対し、ときめきは全く感じませんでした。

誘拐された娘

自分の娘と10年会っておらず元妻に誘拐されたと聞いた鈴木は動揺します。

さらには一方的に子供を連れていかれたため、妻から娘に自分が悪者として洗脳されているだろうと話します。

 

誘拐と洗脳。

動揺の気持ちは、普段穏やかな山本にギャップがありすぎるワードのため。

 

山本が離婚していたことは以前から知っていましたが、やはり驚きは大きかったのです。

鈴木の感想と周囲の評価のズレ

親子連れのお客さんがいたある日の店内。

子供が店内で嘔吐してしまった時に、嫌が顔をせずに片付けをこなす山本。

謝る子供の親に山本は笑顔で応対。

 

山本という人間は鈴木が知る限り、元妻に対して酷いことをしていたようには思えませんでした。

しかし友人たちに山本の境遇を伝えて相談すると、誰もが「妻に逃げられるような人」と言われてしまいます。

友人たちの評価に仕方ないとはいえ、鈴木はモヤモヤ…。

同窓会に出席した鈴木

同窓会で鈴木は旧友たちに久々に会って楽しい時間を過ごします。

ある友人に山本の存在を重ねながらも高岡と交流を重ねる鈴木。

 

二人はそのまま結婚することに。

結婚式に出席した山本は鈴木の父親よりも大号泣。

その様に鈴木の友達はドン引きでした…。

親子の再会

鈴木は山本をかわいそうに思い、娘・さくらの所在を探すことに。

ネットを使って特定に至り、鈴木は山本とさくらの再会を後押しします。

 

成長して見た目も変わったさくらに手紙と連絡先を渡す山本。

しかしさくらは読まずにバイト先のシュレッダーで処分してしまうのでした。

「今朝もあの子の夢を見た」山本の離婚理由

お互いの関係を良いものにして建設的な話し合いをするはずが、山本は本気で取り合いませんでした。

そのため、元嫁は生きるために娘を連れて家を出るしかありませんでした。

 

その結果、離婚の裁判は泥沼状態に。

さくらを父親である山本に会わせたくないわけではなかった。

しかし離婚当時も生きるのに必死な元妻は、結果として山本からさくらを取り上げた形になってしまいました。

 

離婚の際に月一での面会は約束したはず。

なのに、結局山本からすれば裏切られたも同然です。

だからこそ、「誘拐」「洗脳」といったワードが山本の中に残ることになったのでした。

「今朝もあの子の夢を見た」の結末について

誰もが気になるこの作品の結末。

ですが、最終回は誰もが納得のいく結末ではないかと思われます。

 

それでも希望の見出せる未来が待っていると信じたいところです。

山本とさくらの関係はどうなるのでしょうか?

元嫁と娘の思い

結局さくらから山本へ連絡が来ることはなく、山本はひどく落ち込みます。

鈴木は余計なことをしてしまったと自分を責めるのでした。

 

さくらの母は山本からの養育費に感謝こそすれ、娘を一人で育てるには全然足りないと感じていました。

離婚に際し、さくらを連れて家を出たさくらの母。

当時は生きるのに必死で家を出るしかなかったのです。

その本音では会わせないつもりはなかったのですが…。

山本と鈴木の関係の顛末

さんざん鈴木の世話を焼いていた山本。

鈴木が結婚退社した後、山本は抜け殻のように仕事をしています。

 

鈴木ロスの原因は、鈴木の中に娘・さくらを重ねて見ていたから。

同僚のおばちゃんからは「早く行動しないから取られるんだ」と検討違いに怒られてしまいます。

 

そんな鈴木は結婚した高岡と飲みに行った居酒屋で、偶然バイトしていたさくらと話します。

酔っ払った鈴木は店員がさくらと知らずに山本の境遇について聞かせることに。

 

まさか自分のことを言ってるとは知らないさくらは、封印していた山本の記憶を思い出すのでした。

さくらの過去

半ば無理やり山本と引き離されたさくら。

知らない土地で知ってる人は母親一人。

 

転校先の学校では馴染めずイジメられ、生きるのに必死な母親に対しては良い子を演じていたのでした。

山本の夢と娘の向かう先

ある日見た山本の夢。

自転車に乗ろうとしている少女時代のさくらはいつしか大人で。

「ちゃんと前を向いて!」

かける言葉に返る返事は、

「お父さんも!」

さくらに促されたところで目が覚めました。

誰に言われた言葉でなかったとしても、それが偶然見た夢だったとしても。

山本はようやく前を向くことができました。

 

さくらは山本と向き合うことを決め、電車に乗ります。

向かう先は、自転車の練習をしたあの場所。

(最後の台詞は単行本でお読みくださいませ…。)

今朝もあの子の夢を見た(最終回)のネタバレ感想と考察

この作品では、基本的に山本は善人として描かれています。

しかし元妻との離婚調停で和解には至りませんでした。

元妻側にも言い分はありますが、しかしそこが詳しく描かれないのがミソですね。

山本と鈴木の関係性

ダブル主人公と呼んでも差し支えない山本と鈴木。

山本は鈴木の中に娘を重ねていました。

だからこそプライベートを詮索される鈴木をかばい、世話を焼いていたのでした。

 

広告では「山本は鈴木に気がある?」というような見せ方でした。

しかしそこは年齢も一回り違い、二人の境遇を上手に作ってましたね。

作中で「雨」が示すもの

とにかく雨が心理的な象徴として扱われていましたね。

思い出だったり夢の中だったり、キャラクターだったり。

 

そのほとんどは悲しみの表現の一つとして使用されています。

単純に涙を流す描写も多い作品ですが、あえて雨を使うことで表現に幅を持たせていますね。

 

デッサンのしっかりしている作風ではありませんが、決してヘタなわけではありません。

それはこういった効果の使い方の上手さにあるのではないでしょうか。

山本の救いとなる子供という存在

親の離婚というイベントは子供にとっては大きな意味を持ちます。

本人がそれを理解していなくとも、です。

 

さくらの両親2人は結局上手くいきませんでした。

どんなに泥沼の離婚劇だったとしても、親子での時間はウソではありませんでした。

 

元妻とは合わなくても、さくらにとっての山本山本にとってのさくらがどちらも救いになっているんですよね。

そこは山本の本来の人間性が成したのだと信じたいものです。

娘は洗脳されていたのか

大学で心理学を専攻しているさくらの友達が洗脳について教えてくれました。

言葉でなくても行動で洗脳することは可能であるとのこと。

 

ノンバーバル・コミュニケーション。

それは言葉以外の伝達手段のことです。

例えば表情・声の抑揚・身振り・手振りなど、言葉と裏腹でも気持ちを伝えることは可能なのです。

 

生きることに必死だった元妻は、その背中でさくらを寄せつけまいとしていました。

本人は望んでいたわけじゃないとしても、です。

そういった意味では、山本へのネガティブな気持ちというよりは離婚という事実そのものに蓋をしてしまったのが正解かもしれません。

ラストシーンで娘が向かう先

泥沼化した離婚調停の先を描いたこの物語。

不倫モノ・離婚モノの作品の場合、「結局は主人公も悪いじゃん!」という展開もあるあるだったりします。

しかしこの作品におけるラストシーンは希望が持てるものだと思いたいです。

 

結婚という制度は、残念ながら全ての人を幸せにはできません。

それでも時間と経験、周りの人たちが少しでも傷を癒す存在になれたら。

そして自分も誰かの傷を癒せる存在になれたら良いのにな…。

そう思わずにはいられない作品だと感じました。

まとめ

「今朝もあの子の夢を見た」のネタバレ感想と考察でした。

 

広告で魅せられるような、山本と鈴木に恋愛感情はありませんでした。

娘を誘拐された山本は、鈴木と交流を重ねるうちに子供に会うことになります。

鈴木はやがて同級生と結婚、偶然娘・さくらと話すことに。

山本は夢の中でも前を向くキッカケができ、さくらは電車に乗ってよく知る場所へと向かうのでした…。

 

何かしらの問題で歩みを止めてしまっている方のキッカケになり得る漫画だと思います。

恋愛、夢、人間関係、仕事と現代社会の問題は山積みです。

悩めるあなたにとって、この漫画が前を向くための薬になることを願っています。

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