マイホームヒーローにて殺人を犯してしまった主人公の鳥栖哲雄。
その哲雄に対して疑いの目を向けるのが半グレ組織の若手である、間島恭一です。
マンガ本編の第一部では特にこの2人の息もつかせぬやりとりが軸に据えられています。
もちろんギリギリのやりとりだけでなく、キャラクターとしての奥深さも恭一の魅力をさらに加速させています。
ここではそんな恭一の魅力について深掘りして紹介したいと思います!
マイホームヒーロー間島恭一がかっこいい!
恭一こと間島恭一は、マイホームヒーローの中で圧倒的な存在感を放つキャラクター性を持っています。
ある時は半グレ組織の一員として。
またある時は哲雄にとって超えるべき、強力なライバルとして。
さらに、作中においてシリアスだけでなくコメディ的な展開もこなせる。
緩急のつけられる見せ方ができるという、まさに万能キャラと言えます。
本編において多彩な立ち回りができ、さらにはカッコ悪いところを見せるワケでもない。
そんな恭一は読者に人気の出ないワケがありません!
マイホームヒーロー恭一のギャップが魅力的!
ただの半グレ組織の一員である恭一を魅力的に見せている要因は、ただカッコいいだけでは足りません。
性格にギャップを持たせることで、キャラクター性の奥深さを演出することができます。
ここではそんな恭一の魅力について深掘りしてみました。
半グレ組織の一員
物語の開始時点で恭一は組織の一員として動いていました。
行方不明になった延人を探し出すため、哲雄を拉致し拘束。
目的のためなら拉致監禁、不法侵入もなんのその。
当然の様に暴力を使うこともいとわない、まさに裏社会に生きる人間です。
組織の若手としてはナンバーワンの実力を誇っていた恭一。
哲雄を拉致する時にも下っ端に命令したり、さん付けで呼ばれていました。
さらには組織の訓練でも、窪から課された過酷なトレーニングをこなしている様子も見られます。
イケメン
恭一は世間一般で言うところの、いわゆるイケメンです。
その顔面偏差値の高さは今時の女子大生である零花も認めるほど。
まぁストーカーだと勘違いして零花の中では予選落ちでしたが…。
ストーリーの中ではもちろん、読者の中でも恭一のハンサム顔にやられた女性ファンはきっと多いハズ(笑)
料理好き
恭一と言えば「料理!」という声が聞こえてきそうなほどに大きな特徴となっています。
半グレ組織の一員として悪事を働く一方、ライフワークとして料理をするくらいには好きであることがわかっています。
部屋に帰る時は寝に帰る程度…と言っていた恭一。
引っ越してきた部屋で荷物の荷解きをするより先に調理器具を使い込む様子が見てとれます。
飲食業をやるためにお金を貯めているということも忘れちゃいけませんよ。
母親想い
恭一の一番のウィークポイントであり、ギャップと言えるのではないでしょうか。
間島恭一として生き方を決めた、亡くなった父親の存在と父親の飲食店。
恭一の料理好きというところにも繋がってくるのですが、閉店することになった父親のお店を母親と取り戻す。
そのために手段を選ぶことなく自分の本当の夢へと向かうのが恭一です。
第三部にてすべてを終わらせるため、大切なお店と母親と置いて零花についていく恭一は印象的ですよね。
コメディ展開
この作品の読者なら絶対に好きになる!
そう確信できるほどに有名で印象的なシーン。
それは歌仙に大量の下剤入り牛乳を盛られたシーンではないでしょうか?
第24話『歌仙流おもてなし』にて腹を抱えて「あと10分は出られない」と悶える恭一は最高ですよね。
一緒に哲雄も被害を受けましたが、まさかのギャグ回という展開に笑いをこらえた方も多いハズ!
マイホームヒーロー恭一が半グレになった理由がヤバい!
恭一には明確な夢があります。
そうであるにもかかわらず、なぜ半グレ組織に入ったのでしょうか?
その理由は、恭一の父親がヤクザと揉め事を起こしている時に突然自殺したことにあります。
しかし恭一は父親が自殺したとは考えていません。
ヤクザは人海戦術で証拠品を消し去り、関係者にアリバイを証言させて容疑者を消し去ったと思っています。
それは例え不利な状況でも「力」のある人間ができること。
「力」のない人間はただ、踏みつけれるのみ。
そうした過去の出来事から、恭一はバックに「力」を持った組織に入ることに決めたのです。
恭一が哲雄を疑い続けるのも、恭一が怪しいと思ったから。
そして組織の一員として、それが嘘であっても「事実を作りあげる力」がある恭一は哲雄を犯人にするために奔走するのでした。
マイホームヒーロー恭一は死亡するのか?
第一部のクライマックスにて、まんまと延人殺しの罪を着せられてしまった恭一。
哲雄の代わりに犯人として殺されそうになる寸前、間一髪で逃げることに成功します。
キレる頭に行動力、さらに優れた直感で哲雄の犯行へ迫っていました。
しかし、哲雄には歌仙がいました。
バックに組織がいたとはいえ、恭一はたった1人で孤独に真実を追っていました。
1人きりで戦っては流石の恭一も、明らかに常人離れしている鳥栖夫婦には敵いませんでした。
結局、敗走する形で第一部での恭一の出番は終わるのでした。
続く第二部、表立って物語に参入する場面は少なかったですが友人の金井が登場します。
金井は組織によって葬られてしまい、その敵討ちとして警察へ自首。
半グレ組織の内情について警察に話すのでした。
マイホームヒーロー恭一の現在は?
そして物語は第三部へ。
自首した後は、罪を償ったとして今度こそ母親と飲食店を始めるのでした。
飲食店の料理人として物語からはドロップアウト…と思いきや、零花の要請で窪事件の独自捜査に参加します。
半グレ組織と絡むことになるようなら恭一の命も危険に晒されることでしょう。
しかし、お店と母親の元へ無事に帰りたい気持ちは強いのです。
やっぱり母親思いで料理が好きという一面もありますし、生き残ってほしいですよね。
まとめ
恭一がかっこいい理由はイケメンだけでなく、料理好きだったり母親想いというギャップもその一因です。
しかし半グレになった経緯は間違ってるとしても恭一なりの背景がストーリーに奥行きを持たせています。
第一部で絶体絶命の恭一でしたが逃げ切りに成功、第二部での活躍は少なくてもストーリーに深く絡んでいきます。
第三部では零花と行動を共にしてとうとう哲雄の罪が暴かれるのでしょうか?
ラストまで恭一から目が離せません!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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