メイドインアビスの気になる部分と言えば呪い。
それは戻ろうと上に上がった時に体にかかる上昇負荷。
その呪いのせいでナナチやミーティは人ならざる「成れ果て」となったのでした。
この記事では、メイドインアビスを語る上では避けられない呪いに関するアレコレについてまとめてみました。
アビスの呪いがトラウマすぎる
作風として幼い子どもたちが主人公だからこそ、物語として成り立つ部分が大きいメイドインアビス。
その内容はかなりヘビーであると言わざるをえません。
旅を始めた段階でこそ「頭痛や吐き気」などで済んでいた呪い。
ですが深層へ進むごとに血を見ることになったり、さらには人としての形を保てなくなるという目を背けたくなる描写も登場。
視聴者を驚かせることになりました。
その表現はまさにトラウマもの…と呼んでも差し支えないと言えます。
そんな呪いの発動条件とはなんなのでしょうか?
アビスの呪いの発動条件とは
アビスにおける呪いの発動条件。
上昇負荷である以上、上に上がることで発動するのですが…。
実はそれが事実であっても真実ではありませんでした。
アビスの呪いの正体とは、何度も作中で語られていた「力場」というものだったのです。
アビスの穴の中心に近いほど強くなると言われている力場。
ナナチ曰く、力場とはアビスの空気中に存在するとっても薄い布切れのような層になっているとのこと。
アビスを戻るために上に登ろうとすると、その薄い布切れの層が破れるイメージで場所に応じた影響が体に現れるのです。
深層に行けば行くほど、戻ろうとした時の上昇負荷は強いものとなり探窟家に甚大な影響となって襲いかかります…。
さて、そんなかかりたくない呪いですが、どうすればその呪いを回避することができるのでしょうか?
アビスの呪いを回避する方法がヤバい
深層にもぐればもぐるほど、むごたらしさの増していくアビスの呪い。
しかし、白笛や黒笛たちは人の姿のままでオースの街へと帰還しています。
それはつまり呪いを回避する何かしらの手段が存在するという証拠でもあります。
ここではその呪いの回避方法についての考察をまとめてみました。
上昇負荷に耐える方法
ムリヤリ上昇する
身体に異常をきたしてもそのまま上に戻るというストロングスタイルのこの方法。
リコはこの方法で身体中の穴という穴から血を噴き出すことに…。
そのすさまじい様子に目を背けた方もきっといるハズ。
しかしどうやらハボックさんを始めとした探窟家として名の通った人たちはこの方法で戻るようです。
この方法で何度も戻ったせいか、ハボックさんは頭痛・吐き気程度の呪いなら体が慣れてしまったようです。
力場を目で確認して呪いを避ける
普通の人間にはムリなこちらの方法。
アビスに住む原生生物や成れ果てとなったナナチは、普通なら視認は不可能である力場を「見る」ことができます。
力場を自分の目で見ることができるので呪いを回避することができるのです。
こうしてナナチは呪いを回避して生活することができていました。
原生生物たちも、力場を見ることでアビス内を縦横無尽に移動することができるのでしょう。
呪いを他人に押し付けて回避する
詳しくは後述しますが、黎明卿ボンボルドの研究でアビスの呪いは他人に押し付けられることがわかりました。
自分が受ける呪いだけでなく誰かの呪いも「肩代わりする」という意味。
それはつまり、二重で呪いを受けるということ。
手段としてはあっても、積極的には選ぶことが躊躇されるような、非人道的な方法です。
白笛が呪いを回避して帰還できる理由とは?
呪いに体を慣らす
黒笛のハボックは言いました。
何度も軽く呪いを受け続けたために1層2層程度の呪いは受けないレベルということです。
それでも深層の呪いはツラいでしょうが、呪いに慣れてしまった探窟家ならある程度は大丈夫…という設定が存在します。
方法としては完全なストロングスタイル。
ですがハボックがそういった形で通しているなら、オースの探窟家たちもそれが当たり前という感じとみて良さそうです。
カートリッジを使う
黎明卿ボンボルドが使っていた呪いの回避方法が「カートリッジ」という道具を使う方法です。
しかしこの「カートリッジ」。
道具であって、道具ではないのです。
なんとその正体は、生きたまま余計な部分を削ぎ落とした人の体…。
しかもこのカートリッジは一回きりの使い捨て。
つまりボンボルドは上昇負荷を受ける度に、人に呪いを押し付けることで呪いを回避しているのでした。
ボンボルドの非人道的な行いを知ったリコとレグ、そしてナナチ。
三人は力を合わせ、白笛であるボンボルドに戦いを挑むのでした。
力場の弱い場所からなら帰れる?
オースの街に帰還する上級の探窟家たちはどうやってアビスの呪いを回避しているのでしょうか?
その答えはリコのセリフにあると考えます。
リコは不動卿オーゼンのいる階層でシーカーキャンプへと向かう時に言いました。
- アビスの穴の中心に近いほど力場は強くなる
- 力場の強い場所に近いほど凶暴なモンスターが多くなる
- 穴の中心から離れれば力場は弱くなる(だからシーカーキャンプは力場から遠かった)
つまり、そこから上に登れる穴のようなものがあるならば、上昇負荷は少なくて済む…と考えてもよさそうですよね。
物語本編の中でそういったことに触れる描写はありませんが、理屈としては通っていると思いませんか?
アビスの穴自体が2000年以上も昔からあるとされています。
ということはつまり、
実は大昔の探窟家たちが穴の上に帰還するための遺跡のようなものが!?
…なんてことがあったとしても、それほど不自然には思えませんよね。
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