天国大魔境ネタバレ|ロビンの正体と目的を考察!伏線にタカとの関係も

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天国大魔境にて迫田医師と共にストーリーの大きなカギとなる男、稲崎露敏。

ストーリー開始当初はキルコの目標として、そしてその後は謎の失踪を遂げます。

そんなミステリアスなキャラクター、稲崎露敏についてご紹介!

以下、ネタバレもガッツリなのでご注意くださいませ。

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目次

天国大魔境|稲崎露敏(ロビン)

物語開始当初から、キルコの目標であった人物のロビン。

ただのイケメンではありません。

色々と謎の言動が気になるキャラクター性を見ていきましょう。

キャラクタープロフィール

ロビンは竹早桐子・春希の姉弟がいた船山孤児院に住んでいた春希にとっての兄貴的存在でした。

当時、浅草の自警団的な組織に所属していたロビン。

刃物を持った相手にも怯まず、春希にケンカのコツについて教えるほどの腕前を持っています。

 

さらにはキルコとの再会の時、表情筋という普通ならあまり言わないワードも口にしています。(深読みしすぎ?)

ということで医療や機械に関する知識もある様子が伺えます。

この物語のカギの握るキーパーソンの一人です。

 

生年月日は2011年11月11日とのことです(34話より)

ロビンの名前の意味や由来は?

稲崎露敏(いなざきろびん)という名前の由来はイザナギより。

イザナギとは、イザナミと一緒に日本という国を作った日本神話に登場する神様の一人です。

高天原(たかまがはら)の神々の命により、天沼矛(あめのぬぼこ)で海をかき回して日本を作ったとされています。

そして出来上がった淤能碁呂島(おのごろじま)という場所で伊邪那美命(いざなみのみこと)と結婚しました。

 

こういった日本神話のストーリーを終盤辺りでなぞってくるかもしれませんね。

天国大魔境|ロビンの正体は何者?

稲崎露敏、変わった名前ですが、何を考えているのやら。

色んな角度からロビンの正体について迫ってみたいと思います。

思いもよらぬ表情のロビン

大ろ過装置の前でとうとう再会することになります。

しかし、当のロビンの表情は嬉しい…というよりも驚愕といった感じに見えます。

 

「まさか桐子が生きているとは思ってなかった」という感じでしょうか。

だからこそ、桐子の体に春希の頭が入っているとは最初は信じられないという気持ちだったはず。

 

しかし、そこでキルコ誕生の真実が迫田医師の手術によるものと知り納得した様子です。

ミミヒメについての心配をしていた

キルコから宇佐美について話された時に宇佐美のツレについてキルコに質問しています。

もちろんそのツレとは、身体を切り刻まれたミミヒメのこと。

 

そしてミミヒメが死んだことを察し、キルコを慰める様子も見せていました。

ここだけ見れば心優しいイメージはつくのですが…。

キルコに乱暴を働く

ようやく念願叶ってロビンとの再会を果たしたキルコである春希。

施設を案内された後にお風呂を勧められます。

ところが、待っていたのは態度の豹変したロビン。

 

ロビンは桐子の体のキルコへ乱暴するのでした…。

ここは意外な展開で驚いた読者も多いはずのシーンです。

天国大魔境|ロビンの目的を考察

ロビンは春希の兄貴分でありながら、ほとんど謎が回収されていません。

もちろんストーリーも後半になってまた登場するのでしょうが、目的もはっきりしていません。

ヒルコと繋がれた女性

いくつも足が生えた真っ黒のヒルコと、手足が欠損した女性が繋がれていました。

女性の方は完全に正気を失っている状態です。

 

しかもヒルコと女性は鎖で繋がれて自由に動けない様子。

そして女性の欠損した部分からコードがヒルコの身体へ続いています。

 

これが何を示しているのか?

ヒルコから人格をサルベージしようとしていた?

それとも女性をヒルコのエサにしていた?

その他に思い当たる節は…ヒルコの体を移植すると死なない体になれるというウワサですかね?

 

どうだったとしても、ロビンがろくな人間じゃないことは確かなようです。

そもそも部屋にカギをかけるくらいには他人に見られたくなかったわけですし。

 

女性の方を殺したら仮死状態になったところから、養分にしていた様ですが。

ロビンは亡くなった妹を求めていた?

天国大魔境という作品には近親相姦という概念が、他の作品よりも多く登場しているようにも思えます。

春希と桐子しかり、地の孤独一家しかり。

そして同じ精子・卵子提供者から生まれたヒルコの子供たち

中でも特にトキオとコナ、ミミヒメとシロ、タカとアンズ、ナナキとイワ(例外中の例外的に)。

4人ではありますが、遺伝子データという観点から見たら…近親相姦にギリギリ入りませんかね?

 

だからこそ、ロビンは亡くした妹を求めており桐子を妹代わりにしていた。

そして自分の知っている妹とは違う桐子をウザく感じて「パーン」。

その後、失踪事件の多発に乗じて浅草から雲隠れ(キルコには嘘をついた)。

…からの大ろ過装置で死んはずの相手と再会して愕然の表情。

というストーリーを妄想してしまいます。

 

こちらについては順次追記していきたいと思います。

天国大魔境|ロビンの伏線について考察

登場回数自体が少ないため、どうしても謎が残りがちなロビン。

その伏線についてまとめてみました。

ロビンの死亡説について

春希が退院した時、状況を把握するためにロビンを探します。

しかしロビンと医者は行方不明になったという情報しか得られませんでした。

その後になってロビンが登場したことにより、ロビン死亡説は完全に否定されました。

 

ロビンが浅草を離れた理由は、迫田医師を追ったということも本人の口から語られています。

どうやら失踪者の事件と相まって死亡説となった様子。

浅草では人が失踪する事件が増えていた

春希が退院する以前、浅草で失踪者が増えているという事件が起きていました。

当然、自警団的な役割だったロビンもきっとその調査に参加していたはず。

 

浅草レース会がその犯人に追い込みをかけていましたが、結局犯人は逃亡。

その辺りでロビンが行方不明になったと思われます。

そして「大濾過装置にいたヒルコに繋がれた女性」。

 

この辺りから察するに、キルコへの乱暴も加えてロビンの犯人説まで考えられます。

ロビンは桐子の恋人だった

33話でマルが大ろ過装置に入ろうとした時に、キルコのことを「稲崎さんの昔の女」と話した男がいました。

「一日中声聞ごえて来んだもん」とも訛り言葉で言ってましたね。

この辺りから昔のロビンと桐子が肉体関係にあったと想像できます。

 

そしてキルコが昔の遠い記憶を思い出そうとした時、ある声が聞こえました。

「春希は寝つきが良いから」

この声はやっぱり桐子なんでしょうか?

…しかしとなると、ロビンと桐子が親密だったのは間違いなさそうです。

 

そこに「パーン」という銃声。

ここでのポイントは誰が桐子を撃ったのか?ですね。

桐子はロビンが撃った?それとも第三者に撃たれた?

この答えは53話現在、まだ明かされていません。

 

ロビンがキルコへ乱暴するところから、ロビン自身は桐子を大切には思ってなかったという見方もできます。

そして愛想を尽かしたロビンが桐子を殺害。

となると、桐子の顔でキルコが来た時の驚きの表情という説明にもなりますし。

ロビンと高原学園はどこで繋がるのか

これ、個人的に一番大きな謎と考えています。

 

園長に天国として作られた高原学園。

人食いの化け物となったヒルコ。

この辺りはキルコよりも、どちらかというとマルの方が繋がりが太いですよね。

 

だからこそ、名前の語源にもなっている「イザナミとイザナギ」がどこで繋がるのか。

もしかしたらラスボス的な立ち位置として、高原学園の乗っ取りを画策したら面白くなるかも?

下記でも解説していますが、人体実験として身体を提供した人物の中に露敏っぽい人の顔があることも見逃せません。

天国大魔境|ロビンとタカとの関係

この作品名とロビンの名前で検索すると、タカの名前が一緒に検索されているようです。

ロビンとタカにはどういった繋がりがあるのでしょうか?

ロビンとタカが同一人物説?

いわゆる自然分娩ではなく、人工的に作られた高原学園の子供たち。

その「精子・卵子の提供者は4人いる」という話がミーナと園長の口から判明しています。

ミーナと園長の口から語られる以前にも、コナの描いた絵がすでにそれを暗示していました。

四人の頭が一箇所で重なっている絵と言えばピンと来る人もいるのでは?

 

その中の一人が北多民君太(きたたたみ きみた)という俳優です。

この北多民は世間では、なぜか行方不明とされている人物。

北多民君太とタカが似ているという話はミミヒメもしていました。

北多民に似ている…ならまだ話はわかる

ロビンとタカ。

二人ともイケメンとして描かれていますが、どう考えても顔は違っています。

なので、ロビンと北多民が似ているという話ならまだわかりますよね。

やっぱり同一人物説は苦しいです。

 

さらにミーナの学習データとして人体実験に志願した人の顔が明かされた際の話。

園長と盟友の今永美咲や北多民の他、何人もの人物がコマの中にいました。

その中に露敏っぽい顔も…。

 

その人物は鼻より上が見切れており、誰なのかは判別不可能な状態です。

ですが露敏のように頬がこけている人相の男性というのが特徴。

そして露敏の親は大災害の前日に出張で家を空けていることが露敏の口から語られています。

そういった事情から露敏の父親が高原学園に繋がる事実が伺えます。

 

一応のところ、場所の共通点として

  • タカがミミヒメたちと一緒にいたのは上野
  • 船山孤児院があったのは浅草付近

といった感じでほぼ同じような場所ではありますが。

ロビンとタカの同一人物説:結論

タカとアンズは高原学園の茨城施設にて結婚式を挙げました。

アンズがヒルコ化してもそばを離れようとしなかったタカ。

 

タカは一貫してアンズと行動を共にしています

さらに50話でミチカに殺されているため、同一人物説は完全に否定されることになります。

まとめ

天国大魔境の稲崎露敏(ロビン)に関する解説でした。

 

キルコが会うためにずっと探してきたロビン。

その名前の由来はイザナから取られています。

 

キルコとの再会で驚愕の表情をしていたロビンはミミヒメの話題でキルコを慰めたりしていました。

ですが桐子の体であるキルコに無理やり乱暴したりと昔の関係を匂わせます。

 

大ろ過装置でヒルコと女性を繋いで謎の実験をしていたロビン、実は妹を女性としてみていた可能性も…。

ロビンの伏線として死亡説は否定されましたが、浅草での行動や高原学園との関係は謎のまま。

タカとロビンの同一人物説は否定で確定しています。

 

マルは「次に会ったら殺す」と殺意マシマシの様子でした。

少なくとも味方ではなさそうなロビンの再登場が待ち遠しいですね…。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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