浜松で地獄夢(ヘルム)の復讐劇を見届けたキルコとマル。
そして迷った山中で地の孤独一家との出会い…からのヒルコ、そして実は闇の深そうな家族。
偶然キルコとマルが一家と鉢合わせする展開で描かれていますが、伏線はバリバリ。
ここでは鬼のミイラと呼ばれたヒルコについて考察していきます。
もちろんがっつりネタバレ有りなのでご注意!
地の孤独一家が封印している鬼のミイラ(ヒルコ)の正体
アニメ天国大魔境3話みた!昭和というかレトロな終末を感じさせる世界観、漂う臭いと薄暗い彼らの設定。だけど重くなりすぎないキルコとトキオの軽快なテンポが清涼剤のよう。そしてまたまたピンチですよ……ヒルコのデザインが不気味でぞわっと感を駆り立てられるね
— あおつき (@kanan_ao) April 17, 2023
地の孤独編のクライマックスで登場した鬼のミイラとされている仮死状態のヒルコ。
どうやら古くから封印されているとのことですが、その正体とは?
鬼のミイラ(ヒルコ)は誰なのか?
こちらに関しては、55話現在では明らかにされていません。
ヒル気を感じたマルとキルコが洞穴の奥で見つけたのは鎖でグルグル巻きで封印された仮死状態のヒルコ。
お婆さんの話では、どうやら江戸時代(時系列では400年前)の文献には記述があったとされています。
細かい描写ですが、44話の地の孤独一家の熊野郎(笑)の男を手当てしてる場面で棚の中に土器のような物があります。
このことからこの神社自体、とてつもなく古い歴史のある神社であることが想像できますね。
さて、見た感じミイラ化したヒルコの体格はかなり太い体つきをしていました。
しかし大昔から7年に一度鎖や縄を巻いていくことを考えると、元々はほっそりした人の形をしていたように見えます。
地の孤独編ではこのくらいしかヒントは出てきませんでした。
だからこそ、次に物語に絡んでくる時には大きく物語の核心にせまるヒントを期待してしまうところです。
ヒルコの封印のやり方とは?
キルコとマルは地の孤独編にて、お婆さんからヒルコの封印方法について話を聞いています。
その方法というのは、7年に一度封印するための祭りを執り行って、鎖を一巻きするというもの。
大昔からこの方法を行うことで鬼のヒルコを洞窟の奥に封印し続けているそうです。
さて、復興省の関西支部では巨大なヒルコとなったアンジュラスが近づいていました。
復興省では、一度アンズのヒルコであるアンジュラスを仮死状態にできたとされています。
巫女の女の子がいたことから祀ることはしていたようで、偶然にも縄でアンジュラスを引き止めようとした。
…みたいな流れならば一度は仮死状態にできたことも納得できますね。
さらには「巻く」という方法から、包帯に巻かれた星尾あかり(ミミヒメ)を想像することもできます。
これに関しては深読みのしすぎでしょうけど。
地の孤独編エピローグ:マルが感じたヒル気の正体は鬼のヒルコ?
#天国大魔境 天国大魔境5話見てきました!
マル君あの人数を素手で撃退するの強すぎやろ笑前歯抜けたのクソ痛そうやな
今期主人公がナニってる作品多くね?笑笑
タラオの次はトキオか…
タラオの遺体から幼虫?みたいな物が出てきたけどこれってヒルコに卵産み付けられてたりする? pic.twitter.com/LDDvYuWEZD— 流しそうめん (@NAGASISOUMEN0) April 30, 2023
奈良方面への道を教えてもらい、神社を後にしたキルコとマル。
その道すがら、車の中でマルはヒル気を感じます。
気のせいと考えたマルでしたが誰かの気配であることは明らかです。
その正体は鬼のヒルコなのでしょうか?
鬼のミイラ説
封印されている鬼のミイラヒルコの可能性を考えてみましょう。
元々、地の孤独一家にて一泊したマルはヒル気を感じていました。
全員が寝静まった夜中にようやくヒル気の場所が洞穴であることを突き止めます。
エピローグの車内のマルは、車で新たにヒル気を感じます。
が、すでに場所を突き止めている鬼のミイラのことはわかっています。
なのでそこでわざわざヒル気のセンサーを繰り返す必要はありません。
それがよっぽど鬼のミイラが蘇った…とかでもない限りは。
しかし鬼のミイラを封印し、家族の血を繋ぐことが生きる理由と考える一家であるため、その線も薄いでしょう。
だからこそ、ここで鬼のミイラがセンサーに引っかかる展開は無いと考えられます。
ミチカのヒル気説
マルが車内でヒル気を感じたすぐ後の場面。
この場面転換で関西へ出向となった竹塚ミチカたち、復興省の3人が描かれています。
ミチカたちも関西方面へ向かう途中。
なのでマルがミチカを感じ取った可能性を考えてしまいがち。
しかしミチカもまた、マルと同じヒル気を感じるセンサーの持ち主。
ミチカは過去にこのセンサーを使い、オーマを一緒にミミヒメを探そうとしていました。
そういうこともあってか、それならミチカも同じ場面で(トキオとコナの子供である)マルを感じるハズ。
にもかかわらずヒル気を感じたのはマルのみ。
…ということからマルが感じたヒル気はミチカのものでなく、別の誰かではないでしょうか。
生まれた赤ちゃん説
地の孤独一家の11人に対しては特に感じる様子はなかったマル。
にもかかわらず生まれた赤ちゃんにはヒル気を感じるのなら、かなり気になるところですよね。
なぜ赤ちゃんにヒル気があるなら、地の孤独一家にはそれがないのか?
これまでに核を持つヒルコ人間の親となる人物はヒルコとして生きた者ばかり。
- トトリの親であるタカとアンズ
- 十五の親であるナナキ
- そして…マルの親であるトキオとコナ
こういった傾向を考えるなら赤ん坊にヒル気、というのはちょっと不自然な気もしますね。
物語の黒幕説
「本編に登場した誰か」…という前提ではなく、状況から否定される事実を排除した先に残る可能性。
この説が今のところではまだ自然というか、ストンと来そうな感じがします。
神社の方へとヒル気のある誰かが向かって行ったのか?
だとしたら、それは誰なのか?
また何の目的で?
ヒル気、という時点であまり良い想像ができないのがこの物語のツラいところ。
「高原学園にゆかりのある誰か」ということはまず確定でしょうし、怪物となったヒルコや黒幕の可能性も十分あり得ます。
しかし現状ではまだまだヒントが少なすぎて解答の方向さえも不明なまま…。
まとめ
鬼のミイラとされて封印されている仮死状態のヒルコについての考察でした。
ヒルコの正体は54話の時点ではまだ不明、ヒントもほぼあってないようなもの。
封印の方法は地の孤独編でも出てきた通り、祀って鎖や縄で巻くという方法です。
マルが感じたヒル気の正体は鬼のミイラ…という可能性は薄そうですよね。
状況から外部の誰かの可能性が濃厚ではないかと思われます。
この辺りの真相については判明次第、追記いたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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