散りばめられた伏線の考察がアツい天国大魔境。
キルコとマルが迷い込んだ土地で出会った家族、よく考えて見ると違和感ハンパないです!
さて、その気持ち悪いと話題になる家系図も闇が深そうな予感…。
同じ顔ばかりの理由、そして高原学園との関係とは?
以下、ネタバレを多く含んでいますので注意です。
地の孤独一家とは?
地の孤独の一族は完全にアレだよね。近親相姦で子孫を増やしてるってことだよね。洞窟入り口の図は地図じゃなくて、歪な家系図だし、第45話の扉絵と対応してるし、一族全員の顔付きと髪質がそっくり。
つまり、『ちのこどく』は『血の蟲毒』ってこと? めちゃくちゃ怖い表現だな!— ぴぃじゅ (@29ma30) April 24, 2023
地の孤独一家とは、キルコとマルが愛知県東部にて知り合った一家のことです。
森の奥地を進んでいく、きるこ丸II号の進む道で男と出会います。
その男に二人は弓矢で狙われますが、車で轢いてしまい神社まで連れて行くことに。
一家の最年長であるお婆さんの話では、外部の人間を排除して暮らしている陸の孤島のような暮らしをしています。
以前は神社の一家以外にも住民がいたようですが、一家以外は土地を離れてしまったとのこと。
そしてキルコとマルが一泊した夜更けすぎ、ヒルコの気配を感じて洞穴へ向かうのでした。
地名は語られていませんでしたが、愛知県東部は山間部が多い地域となっています。
具体的な場所は豊橋市辺りから北方面と思われます。
地の孤独の家系図とは
天国大魔境 8巻 地の孤独に出てきた家族
この地図っぽいのは家系図で、扉絵がこれと同じ立ち位置なことから近親相姦を繰り返してるって意味なのね…
この一族が守ってるものがヒル気を出してたけど何か関係してんのかな pic.twitter.com/oLrp6cCqLp— サンピン茶 (@san_7402) November 25, 2022
地の孤独一家の家系図とは、神社のはずれにある入り口が封鎖されている洞穴のことです。
マルが洞穴の中にヒル気を感じてキルコと共に夜中に侵入します。
その洞穴の扉にはある図…のような絵が描いてありました。
マルが洞穴の地図だと思った絵ですが、実はこれが地の孤独一家の家系図。
本編45話の扉絵は地の孤独一家が全員入った構図になっています。
さらによくよく考えてみると、中央の妊娠している女性とその隣にいる若い女性が入れ替わると家系図とピタリ一致することがわかります。
「女性二人の位置が入れ替わったら」というのは一家の並びが家系図と同じことのミスリードではないかと思われます。
地の孤独一家が同じ顔な理由が気持ち悪い?
天国大魔境オモシレッオモシレッ
大筋の謎もだけど途中のエピソードも考えさせられる
地の孤独は血の蠱毒 男女別グループで育てられる子供 穴の地図と3ページ後の表紙— ふんぐ🍃🥜(ごはん食べ太郎) (@bluefung29) November 21, 2022
45話の扉絵からでもわかるのですが、一家全員の目元がそっくりなんですよね。
さて、それが何を示しているのか?
なかなかどうしてそれが普通の感覚では理解が追いつかないレベル…。
というわけで地の孤独一家が同じ顔をしている理由について考察してみました。
地の孤独一家は近親相姦を繰り返している
愛知県の山奥にある神社にて、一つの家族だけで暮らしている一家。
外野であるキルコたちから見たら普通の仲良し家族に見えるのですが、これはこれで闇が深いのです…。
狩りをして食糧を得て、一家以外の家族がいないのに妊娠している女性が出産間近となっています。
そして…全員が同じ顔。
そこからできる想像というのは、どう見ても近親相姦しかありえません。
他の記事でも解説していますが、この作品にはいわゆる近親相姦を匂わせる描写が数多く存在しています。
よく注意して見ると、それがこの「地の孤独一家編」でさらにハッキリと色濃く描かれているのがわかります。
男女の子供たちを一緒に遊ばせていない
状況からの判断になるのですが、キルコが神社の境内を双眼鏡で覗いて「11人いる」と言ったシーン。
男女を分けて日常生活を送らせることで、異性間に対する意識を植え付けようとしている可能性があります。
異性の家族に対しては性的な感情を抱かなくなるのが一般的なところですよね。
それでも地の孤独一家は「近親相姦を続けて行くこと」が必要であることをお婆さんがハッキリ名言しています。
だからこそ、家族を異性として意識するまでは男女を分けて育てている…みたいな事情があっても全く不思議ではありません。
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ちなみにキルコの「11人いる」発言は、萩尾望都の往年の名作「11人いる!」が元ネタみたいですね(細かい!)
地の孤独一家と高原学園の意外な繋がりを考察
地の孤独で出てきたうちの二人もタカとアンズっぽい気がするんだよな〜〜〜車に轢かれたのに軽傷で済んでるのが体が頑丈なタカを思わせるし
— ゆーきゃん(つよい) (@yuki666yuki) December 7, 2022
下でも解説していますが、ヒルコの存在などがあり「地の孤独一家」は物語を考察する上で欠かせない存在となっています。
ではこの一家がどういった形で物語に絡んでくるのでしょうか?
…といったところで一家勢揃いの扉絵でどこか見慣れた顔があるんです!
それが子供の女の子。
この女の子の顔と髪型、どう見てもアンズに超そっくりなんですよね。
さらに眼球の大きさでキャラ付けをしているのがわかりますが、眉毛や目元がタカとも同じ感じになってます。
さらにさらに、43話でのミミヒメの発言。
週刊誌・週刊慎重の「北多民君太がタカに似ている」という内容でした。
記事の内容は、作中の2024年から20年前に失踪した俳優の北多民君太に関するもの。
これらのことから、地の孤独一家の家系図で×印になっている黒丸⚫︎は北多民君太ということで確定ぽいですね。
さらに別記事でも触れていますが、タカが北多民君太の遺伝子上の子供であること。
といったことから一見高原学園とは縁が無なさそうな地の孤独一家が物語に水面化で絡んでくるのがわかります。
あまり話題になっていませんが、お婆さんの隣にある黒丸⚫︎の×印。
こちらも単純に死別したというよりは北多民君太が拉致された際に殺された…みたいな線もあるかもしれませんね。
北多民君太の2004年の失踪、芸能界から突然の降板、そして残された謎のメモ。
まだまだ伏線は残っています。
まとめ
地の孤独編の家系図に関する考察でした。
44話、45話で深掘りされる一家の話としてはかなり伏線の多い展開でしたね。
家系図が気持ち悪いとされる理由は近親相姦を重ねてきた歴史の一家だったこと。
高原学園との繋がりは、兄弟の長男が北多民君太であると思われること。
そしてタカ・アンズとも顔の特徴が似ていることも忘れてはいけません。
物語が佳境に入っていけば謎を埋めるピースは自然と揃ってくるはず。
その時を今しばらく待ちましょう。
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