わたしの幸せな結婚(小説版)5巻3章のネタバレあらすじに感想も

こちらの記事では、小説版・わたしの幸せな結婚5巻第3章のネタバレを紹介しております。

ネタバレなしで楽しみたい方向けに、ebookjapanならおトクに読めるんです!

クーポンも充実!▼
▼読み放題漫画もあります!

目次

わたしの幸せな結婚5巻第3章のネタバレを紹介!

これまでのお話はコチラからどうぞ!

リンクのない箇所は作成中になります。

スクロールできます
1巻序章1章2章3章4章5章終章
2巻序章1章2章3章4章5章終章
3巻序章1章2章3章4章5章6章終章
4巻序章1章2章3章4章5章6章終章
5巻序章1章2章3章4章終章

第3章:夜

臨時会合

「撫子の間」と呼ばれる、帝の宮殿の中の一室。

そこでの会議は紛糾していました。

現在、堯人を上座に、各省の大臣や軍や政府の重役たちが集まり、臨時の会合が開かれているのです。

しかし、大した進展もないまま、早1時間が経過していました。

「宮城に部外者を入れ、御身を危険に晒す行為…その決定について納得できる説明を。」

「殿下は何度も説明されている。口を慎んだらどうか。」

「殿下にお尋ねしているのです。」

「失礼な物言いはいかがなものか。」

「揚げ足をとるな。」

そんなくだらない内容の言い合いが続いています。

「子どものような喧嘩は別の場所で。」

ヒートアップする面々に鷹倉は冷静な発言をしました。

そんな会議の議題はというと。

帝の不在に対する対応について。

そして宮城内に対異特務小隊の陣を引き入れた件について。

それらの2点でした。

後者について、国の要職者たちの意見は3つに割れています。

賛同・反対・そして静観です。

異能や異形など非科学的なものに懐疑的な者たちは、やはり堯人の考えには賛同しにくいらしく…。

その非科学的なものへの不信が対立と混乱を深めていたのでした。

強行

すると突然、文部相が口を開きます。

「鷹倉内府。貴殿は事務の立場。政治に口を出す立場にないのに発言は控えていただきたい。」

文部相の発言は明らかに内大臣職を下に見たもの。

しかし鷹倉は落ち着いた口調で言いました。

「会議の趣旨から外れる問題提起はまたの機会に…。」

それでも文部相はさらに続けます。

「今回の判断も含め、殿下の宮中私物化は見過ごせませんな。皇太子であろうと好き勝手してよいわけではありません。」

その意見には反対派の海軍大臣や宮内大臣も賛同しました。

そんな場の雰囲気を伺い、少しやりすぎたかと思う堯人。

正月のという格好の時機を見計らい、自己の案を強行したために反発が強まったと考えたからです。

本来なら丁寧に根回しをしたいところでしたが、そうのんびりも出来ない状況。

大臣らに相談しなかったのも、父帝の側近である者たちには心を許すわけにはいかないという理由から。

おそらく正直に言ったところで納得はされない…。

そのゆえの強行策でした。

そして、やはり権威という面では帝に劣る堯人。

宮中を勝手に動かしたことで余計に反感を買ってしまったのでした。

すると大蔵大臣が挙手して発言します。

「殿下の策は財政に優しいものです。反対するなら予算負担の少ない代案を出していただきたい。」

一気に重くなる空気。

予算のことを持ち出されると、皆、何も反論できません。

そんな議論が1時間ほど繰り返された後、ようやく議論は動き、情報統制が緩んでいることへと移りました。

外務大臣が逓信大臣に説明を求めたからです。

逓信大臣郵便や通信などの事業を司る逓信省の長官である男性が冷や汗をハンカチで拭いながら発言しました。

「現在事実関係の調査と対応を行っている最中でして…。」

すると皆が口々にまだそんな段階なのかと不満を漏らします。

単純に考えれば、情報操作を容易に行えるのは逓信大臣。

しかし、堯人はがっくりとうなだれている彼を見て、裏切り行為などできそうにもないと思います。

”だとすると裏切者は誰か…。”

正確な判断は、まだ堯人にもできそうにありませんでした。

譲らないこと

「皆の意見は分かった。」

要職者たちの議論を黙って見ていた堯人が口を開きます。

「説明不足な上、同意を得ないまま策を推し進めたことについては謝罪する。」

そう言って軽く頭を下げた堯人。

その瞬間、その場の一同が狼狽しました。

神の子孫であり化身も同然の皇太子。

そんな存在が頭を下げて詫びるなど本来は非常識な行為なのです。

慣例を歪めてまでも、皆の同意を得たいという思いが堯人を動かしたのでした。

もちろん、へりくだりすぎれば権威が失われることは分かっている堯人。

しかし、そこまでしても押し通さなければならないと思ったのです。

「天啓を見た。策を講じなかった場合。我は直ちに弑されるだろう。」

一同が信じがたいという困惑の表情を浮かべました。

堯人には見えていたのです。

不確定で断続的な未来が。

堯人の命が奪われ、美世が異能心教の手に落ちる最悪な未来

または、堯人が守られ、美世が連れ去られた未来

それから、堯人が弑され、美世が守られた未来

どの結末も行きつく未来は帝国が異能心教に乗っ取られるものでした。

だからこそ、それらを防ぐためには、堯人と美世、双方を守らなければならないのです。

バラバラにいてはどちらかの守りが手薄になり、そちらを狙われるのは間違いありません。

これまでの甘水の行動から、堯人には甘水が清霞を警戒していることが分かっていました。

確かに甘水相手でも渡り合える可能性があるのは現時点で清霞のみ。

なので清霞の手の届く範囲で堯人と美世を配置する必要があったのでした。

”宮城に引きこもっていれば直接は手を出さない…。何らかの搦め手でくるはず…。”

そうすれば比較的被害の少ない未来へとたどり着く可能性が高くなる、と思う堯人。

「現状、宮城で守りを固めるということは変わらぬ。でなければ各個撃破されるゆえ。」

堯人はそれだけは決して譲りませんでした。

婦女子の会

葉月の部屋に呼ばれた美世は、入浴を済ませると急いで向かいました。

「美世です。」

挨拶をして部屋に入ると、美世は驚きます。

そこには葉月とゆり江の他に、なんと堯人がいたのです。

この状況を飲み込めないまま、美世は失礼しますと部屋に入りました。

すると堯人が美世に声をかけます。

「良い…夜だのう。」

堯人と会話を交わすのは初めてではないといえ、身体中が緊張する美世。

しかも寝間着姿であることに気が付き、羞恥で赤面してしまいます。

「美世ちゃん。大丈夫よ。固まってないでこっちに座って。」

すると葉月が軽い感じで呼びかけました。

早くと促され、美世は葉月の言う通りに座ります。

美世が座ったのを確認すると、葉月は咳ばらいを1つして、話し始めました。

「さて、今日は楽しくおしゃべりするのが目的よ!名付けて『婦女子の会』です。」

葉月らしい楽し気な催しであると思いつつ、美世はふと気付いた疑問を投げかけます。

「婦女子…の会ですか?」

そうなのです。

明らかに婦女子でない方が混ざっているのです…。

しかし葉月は答えずにその人物に視線を向けるだけ。

そしてその当の堯人は平然。

「我のことは気にせず…。心を女人にして聞き役に徹する。『タカ子』と呼んでも良いぞ。」

何故堯人を呼んだのか、何故参加したのか、心を女人にして『タカ子』とは…?

疑問がさらに増えてしまい、美世は俯いてしまいました。

「というわけで、タカ子さまも参加します。そして、なんともう1人、参加者がいます!」

そんな葉月の発言に、美世はまたしても疑問が湧きあがります。

”他に誰が…?座布団は余ってないし…?”

葉月はじゃーんと鏡台を持ち出しました。

そしてその鏡の裏に何かの札を貼り付けます。

…すると鏡が曇り始め…一旦真っ白になったかと思うと再び輝き出しました。

そして、その鏡の中には…美世の見知った顔があったのです。

追加の参加者

「え?薫子さん?」

美世は驚きます。

「追加の参加者でーす。陣之内薫子ちゃんよ!」

葉月が笑ってそう言いました。

鏡の中の薫子の目は潤んで頬は赤くなっています。

どうやらすでにお酒を飲んでいる様子。

「こちら陣之内です!もう飲んでいます!」

葉月は唇を尖らせます。

「もう。こちらはまだなのよ。まあいいわ。」

そう言って話を続ける葉月。

「薫子ちゃんを誘ったら参加したいとのことで。通信はタカ子ちゃんの口添えもあって許可されたわ。」

そんなやり取りを見ていた美世は、ハラハラしてしまいます。

薫子は酔っていることもあり、襟元が寛げている上、堯人に気が付いていないようなのです。

しかしそれを堯人が気にすることもないようなので、美世は落ち着きを取り戻すのでした。

”無礼講…なのね。”

すると葉月が美世にグラスを渡し、果実水のような飲み物を注いでくれます。

「清霞に言われているの。美世ちゃんには絶対に絶対に、絶対にお酒を飲ませるなと。」

呆れたように言う葉月。

「ちなみに堯人さまが参加することは言ってないわ。」

葉月はいたずらっぽくにやりとしました。

堯人もわずかに口角を上げます。

「この状況をしったら烈火のごとく怒るだろうな。これほど狭量な男になるとはなあ。」

堯人の言葉にうんうんと頷く一同。

鏡の中の薫子も「その通り!」と叫びます。

「まあ、清霞にはそなたと話したいと思っている旨は伝えてあるゆえ、文句はなかろう。」

確かに堯人が美世と話をしたいと思っていることは清霞から聞いていたけれど、このような状況下とは思わなかった美世。

急に重圧がのしかかります。

「我はそなたの人となりを少し知りたいと思っただけよ。緊張せずに良い。」

美世の内心を悟ったかのように、堯人は呟きました。

「では今から『婦女子の会』を始めます!」

葉月の掛け声で皆が杯を掲げて、会がスタートしました。

それからいくらか時間が経つと…葉月が恋愛話をしようと持ちかけます。

すると急に薫子が、「恋愛なんて!」と叫び、机に顔を伏せて泣き出してしまいました。

「あら?薫子ちゃんは何かあったの?」

深堀しようとする葉月に美世は内心ハラハラ。

おそらく薫子の恋愛話は清霞のことだろうと推測する美世。

話を聞こうとする葉月を止めようとします。

しかし葉月は真面目な顔で美世を見ると、ちょっとだけ聞いてみましょうと薫子を促すのでした。

すると薫子は愚痴をこぼし始めます。

「最初から分かっていました。隊長が私を同僚としてしか見ていないことなんて。 どうこうなるつもりもなかった。」

美世はその言葉にどきりとします。

薫子を見ていたら、恋や愛という感情は長い間人の心を縛るのだと、伝わってきたからです。

「美世さま?どうかされましたか?」

心の翳りに敏感に気が付いたゆり江が、そっと美世を気遣います。

「…いえ。」

しかし、美世はその己の恐怖や不安…迷いを見せることはありませんでした。

きっと人生経験が豊富な葉月やゆり江に相談すればいいのだろうと思うけれども、どう相談していいのか分からないのです。

自分の心の問題に誰かを巻き込み、気を遣わせせることも悪いとも思っていました。

そんな、感情を飲み込んだ美世に、ゆり江は穏やかに笑いかけます。

「美世さまは…本当に、お優しいですわね。いつだって他の誰かを思いやっていらっしゃいます。」

美世は、自分はいつも利己的で自分のことしか考えていないと思っていました。

傷付くのを恐れてばかりで逃げてきたとも思うのです。

だから清霞に対する想いも、ただ温かで曖昧なものに留めておけば傷付かず、傷付けずにいいと思っていました。

それゆえ、ぶつかっていった薫子が真っ直ぐで美しく見える美世。

「ゆり江は美世さまの良さをたくさん知っています。けれど心を飲み込んでしまうのは長所であり短所かもしれませんね。」

穏やかながら手厳しいゆり江の意見に美世は俯いていた顔を上げました。

「ゆり江はいつでも美世さまの味方ですし、できる限りのことはさせていただきますからね。」

そしてゆり江は続けます。

「何もかも打ち明けろとはいいませんので、拠り所としてゆり江や葉月さまのことを覚えていてくださいね。」

ゆり江の言葉に、美世は考え込んでしまいました。

”この迷いは打ち明けていいものかしら?頼ってもいいの?こんなときに私情を優先してもいいの?”

美世がそう思っていると、再び薫子の叫び声が聞こえてきます。

「私は仕事に生きるんです!恋愛なんて…!」

そしてそのまま薫子は寝てしまったのでした…。

堯人皇子

「先に始めてさっさと寝ちゃうなんて。荒れていたわねえ、薫子ちゃん。」

呆れ笑いの葉月。

「心労が重なっていたのだろう。」

そう言って堯人は口元を緩め、お猪口のお酒を含みました。

そこで美世は気が付きます。

お酒を飲んでもいいのだろうか…ということに。

緊急事態が起こった場合に生死に関わるのではと心配になりました。

今更ですけど…とそのことを尋ねた美世に堯人が答えます。

「よい。息抜きは必要だろう。そして、甘水が仕掛けてくるのは今ではないゆえな。」

今ではない…と確信を持って言い切る堯人。

「それは、いつ仕掛けてくるかが、”見えている”ということでしょうか?」

思わず美世は聞き返しました。

「いつ、と明確な時期は分からぬのだ。ただ我に見えたのは人の足が埋まるほど積もった雪の景色だったのでな。」

雪…それは一体、甘水襲撃と何の関係があるのだろうと思う美世。

しかし少し考えて、おそらく彼の見えた未来では、降り積もった雪と何らかの悪い事態が重なっていたのだと理解します。

”堯人さまは、強い雪が降るまでは、何も起こらないと見ているのね。確かにちらついていた雪は今はとけてしまったわ。”

今は雪は降っていないので大丈夫。

しかし急に雪が降り出す可能性もあるため、こうして前もって守りを固めているのだと美世はようやく納得しました。

「浅慮で質問してしまい、申し訳ありません…。」

美世は察しの悪い自分を恥じて堯人に謝罪しました。

「よいのだ。我はまだ全ての未来を見通すことはできないのだ。非力を許せ。」

実は美世の夢見の力でも未来を見ることは可能だとされていました。

しかし、美世は今までに未来を見たことなどなく、それをできそうだと思ったこともありません。

なので、堯人が非力でないことは重々分かっていました。

「そんなことはありません!」

はっきりと言い切る美世。

すると堯人は初めて破顔といえるほどの笑みを浮かべました。

「そなたにそう言われると自信が持てるというものだ。」

そこに葉月が茶化すように横槍を入れます。

「さすがの皇太子さまも、美世ちゃんが現れて自信を無くしていたのかしら?」

堯人は首を横に振って言いました。

「そういった人間らしい感情があったかの。しかし、今上帝の危機感に影響されたのかもしれぬのう。」

美世は思います。

力を持つということは大変なことだということを。

誰も放っておいてくれないし、自衛できなければ悪用される。

おそらく堯人は心を殺してあらゆるものを守っている。

その姿は自分と比べ物にならないほど素晴らしく立派だと美世は心から思うのです。

「それより美世ちゃん。今度は美世ちゃんの話を酒の肴に聞かせてもらうわよ。」

矛先が急に自分に向いて一気に焦る美世。

お話できることなど何もない…と言おうとする前に葉月が切り込んだ質問をしてきました。

「愚弟とはどこまで進んだの?」

直球すぎる質問にうろたえる美世。

「手は繋いだでしょ?抱き合ったりもしてるわよね?じゃあ…その次というと…?」

どんどんと深堀りする葉月。

「口づけ…?」

葉月の投下したその爆弾に、顔から火が出そうなぐらいになる美世。

「あらら。意外とやるわねえ。あの朴念仁ぶりで。」

美世の様子から察した葉月はふふふと笑いました。

「なるほど…。人は見かけによらぬものだのう。」

堯人は何故かうんうんと頷いています。

「初々しくていいわね。美世ちゃん。私たちにもそんなときがあったわ。」

葉月の言葉に、年長の3人は訳知り顔で首を縦に振りました。

美世はその3人を見て…逃げられないことを悟るのでした。

変化への恐怖

その後、会は比較的和やかに進みます。

そして多忙な堯人は先に席を立ち、寝ていた薫子も術を切ってしまい、残されたのは美世たち3人でした。

散らかったお酒やお猪口を片付けながら、葉月はそっと美世に話しかけます。

「美世ちゃん。聞いてもいいかしら?清霞のことを…どう思っている?」

片付けていた手がぴたりと止まる美世。

きっと葉月は何かが変わったことを感じ、話しやすいような場を設けてくれたと思う美世。

でも、それでも美世は自分の気持ちを言葉にできないのです。

「旦那さまは大切な方です。一生離れたくないと…そう思います。」

またも明確な答えを避ける美世。

葉月はそんな美世を真剣な瞳で見つめます。

「無理に答えなくてもいいのよ。でも何があなたを頑なにさせるのかしら?どんな気持ちでも清霞なら受け止めるわよ。」

…美世は言葉を失います。

”怖い…。自分の幸せが誰かを不幸にするかもしれない…。”

”このまま時間が経てば夫婦になれるのに、それ以上は望まないのに、気持ちを明かす必要があるの?”

美世は言葉を返そうと、一生懸命に口を開きました。

「変わってしまうのが…嫌なのです。」

人を愛するとそれしか見えなくなりそうで怖い美世。

父に執着した、継母のようになるかもしれないことが怖いのです。

親愛であればたくさんの人に向けることができるのに、恋愛感情はそうもいかない。

恋愛感情は燃えるように激しい欲望…一度口に出してしまえば際限なく溢れてしまうかもしれない。

「一緒に暮らしていけるだけで幸せなのです。二人だけで通じ合う気持ちはいりません。」

美世の目からは涙が溢れます。

葉月が美世を抱きしめました。

「そうよね。怖いわよね。ごめんね。苦しめるつもりではなかったの。」

自分が薫子に抱いた妬み、逆に向けられた妬みを経験した美世。

自分だって嫉妬に駆られて誰かを傷付けてしまうかもしれないと美世は思います。

”親愛のままならだれも傷付けないで済むのに…。敬愛や家族愛なら、良かったのに…。”

今も胸からあふれそうなこの想いに気付く前に戻りたいと思う美世。

きっと清霞の横に並びたかった女性はたくさんいるのに、自分が泣く資格がないことは分かっているのに。

美世の目からは涙が溢れて止まりませんでした。

後悔

「ごめんな…さ…い。」

美世はしゃくりあげながら葉月に謝りました。

優しい気遣い屋の葉月が心配してくれたのに、答えも返せず泣いてしまったと反省する美世。

しかし葉月は首を横に振りました。

「私こそごめんなさい。個人的なことに首を突っ込みすぎたわ。でも、これだけは言わせてほしいの。」

美世は葉月を見上げて頷きました。

「気持ちを告げて後悔するのと、告げないで後悔するのは、後者の方が心残りになると思うわ。」

葉月は少し低い声で続けます。

「私は告げないで後悔した方。時機を逃してもうどうしようもなくなってしまったわ。」

葉月の表情は見る方が苦しくなるぐらいに寂しそうでした。

「現状維持ならだれも傷付かないと思っている?」

葉月は美世に問いました。

美世は何も言えません。

すると再び葉月が口を開きます。

「でも私は、美世ちゃんが自分の想いを告げないことで傷付く人を知っているわ。」

そんなはずはない…と思う美世に葉月は微笑みかけました。

「あなたのことを大好きなあなたの婚約者よ。」

思えば、いつも自分を特別扱いしてくれる清霞。

”旦那さまにとっても、わたしは特別だと信じてもいいのかもしれない…。だとしたら、旦那さまの望みは何かしら…。”

いつの間にか美世の涙は止まっていました。

「少し考える時間を下さい。」

そう絞り出すように言う美世。

もちろん葉月は顔をほころばせて頷きます。

隣のゆり江も微笑んでいます。

「たくさん考えて、あなたが幸せになれる道を探して。私もゆり江も応援するわ!」

皆に心配してもらえ、温かく包んでもらえ、自分はなんて幸せなんだろうと美世は改めて実感するのでした。

思いの強さ

美世たちが宮城に滞在するようになってから5日…。

外はもうすっかり暗いというのに、美世は再び仕事に向かう清霞を見送っていました。

忙しい中、毎日顔を見せにきてくれる清霞。

その姿は元気そうにしているものの、美世はやはり清霞の身体が心配でした。

身体は大丈夫かと何度も確認する美世に、清霞も苦笑を浮かべるほど。

美世は襟巻をそっと清霞の首にかけます。

清霞は嬉しそうに微笑むと、異能者の身体は頑強だと心配性の婚約者に伝えました。

「わたしはもう旦那さまの倒れた姿を見たくないのです…。」

美世の脳裏によみがえるのは清霞の倒れた姿…。

目覚めない清霞を見た時は、恐ろしくて泣きそうだったことは決して忘れられません。

大切な人を失う恐怖がどれほどのものか、美世はそこで初めて知ったのです。

”今だったら、さらに辛いわ…。”

あの時よりも、さらに膨らんでしまった清霞への想い。

今、清霞を失うような事態に陥ったら、自分がどうなるか想像もつかない美世。

そんな美世の想いをよそに、清霞は倒れたことなどあったか?と冗談を言いながら笑って仕事に向かってしまいました。

「美世。」

いつまでも清霞の背を見送る美世に新が声をかけます。

振り返った美世の顔がよほど辛そうだったのか、新は小さくため息をつきました。

そして再び穏やかな笑顔になり、美世に声をかけます。

「心配しなくても、久堂少佐なら大丈夫でしょう。敵う人間などそうそういませんから。」

それでも薄刃の異能を持つ甘水直と遭遇したら、清霞でも無事ではすまないと思う美世。

「でも、甘水直、あの方にはそれは通用しないのでしょう?」

美世の質問に新は静かに答えました。

「甘水には敵わないかもしれないし、そうじゃないかもしれませんよ。」

らしくない曖昧すぎる答えを不思議に思う美世。

「異能は思いの強さで強くなったり弱くなったりすることもあるそうですよ。」

新は漠然とした話を続けます。

そんな話、美世は聞いたことがありませんでした。

「あくまであるかもしれない、という話ですよ。俺は実感したことはありません。」

新がこの話をするということは、”あり得る”と考えているからなのだと思う美世。

しかし、新ははっきりとそうは言いませんでした。

「そういうことがあれば、もっと違う結果になっていたかもしれません。」

新はそれだけ言うと、もう何も口にしませんでした。

挑発

美世と新が沈黙の中に立っていると、突然エンジン音が聞こえてきました。

自動車が美世たちの方に向かってやって来ます。

中に誰が乗っているかはわかりませんでしたが、大臣の公用車の様でした。

それから自動車は停車し、中から出てきたスーツ姿の男性が2人、美世たちへと近づいてきます。

「どうもすみません。宮城が広くて道に迷ってしまいました。」

片方の男性がにこやかに口を開きました。

新は美世を背に庇って男性2人に相対します。

文部大臣閣下とその秘書官殿とお見受けします。一体堯人殿下の私邸に何用でしょうか?」

若い方の男性…文部相秘書は悪びれずに道を聞きに来たと言います。

迷ったなど、美世でもわかる真っ赤な嘘

”もしかして…襲撃に?”

怯えた様子は見せてはいけないと思いつつも恐怖で指先から冷たくなってくる美世。

「迷うことなど、ありえないのでは?」

そう新が指摘するも、曲がり角を1つ間違えたのだと言い張る文部相秘書。

すると、隣の文部相は美世たちを見て鼻で笑います。

「わざわざ殿下が守っているのが、こんな若造と貧相な娘か。」

口ひげを撫でながら居丈高な姿です。

「わざわざ視界に入れなければよいでしょう。ここを迂回して来た道を戻られてください。」

新の慇懃無礼な物言いに文部相とその秘書官は不愉快そうに眉を寄せました。

「厳戒態勢ゆえ、警戒の対象になるのは閣下も同様。例外はありません。」

さらに冷静に突っぱねる新。

そんな新に対し、文部相は気に障ったのか、あからさまな挑発をします。

「非力な人間に警戒など異能者も大したことがない。実は超常的な能力など使えんのだろう?子兎のように怯えるだけか?」

仮にも一国の大臣職を務める者が、このような言動など…重い責任を負う立場の者とは思えない美世。

「お引き取りください。」

これ以上付き合う必要がないと判断したのか、新が端的に返します。

「こやつら、本当に異能など持たないのではないですか?後ろ暗いことでもあるのでは?」

「ははは、確かに。重んじられて当然の異能者だと主張するなら証拠を見せてみよ。」

すると文部相とその秘書官は、異能を使ってみせろと言わんばかりの発言をしたのです。

おそらく美世以上に不快な思いを持ったであろう新…しかし、やはり冷静なままでした。

「そんな挑発に乗りませんよ。無意味ですし、こちらの不利益にしかなりませんので。」

お役目

確かに宮城内で異能を使って騒ぎを起こすなど、愚の骨頂

「生意気だ!」

新の態度が気に食わない文部相が悪態をついたその瞬間、自動車と多くの人間が近づいてくる気配がしました。

「初瀬部文部相!何をしてらっしゃるのですか!」

急停車した自動車から、血相を変えて鷹倉が降りてきました。

その後ろには宮内大臣や侍従、そして五道と対異特務小隊の面々が続きます。

「何とはなんだ?鷹倉内府。無礼だぞ!」

声を荒げる文部相。

しかし鷹倉は怯むことなく反論しました。

「関係ありません。この状況下では大臣といえど勝手な行動は謹んでいただきたい!」

文部相はぎりりと美世たちを睨みつけて大声を上げます。

「ペテン師まがいの者たちを無断で宮中に招き入れる勝手をしたのはそっちだろうが!」

癇癪を起こしかけている文部相。

そんな彼を止めたのは以外にも文部秘書官でした。

まあまあと文部相をなだめる秘書官。

そんな秘書官と美世は一瞬だけ目が合います。

”え?睨まれた…?”

美世はそう感じました。

しかし秘書官は何事もなかったかのように振るまい、道を間違えてすみませんでしたと厚顔な態度で謝罪を口にします。

「そんないい加減な謝罪はいりません。早くお戻りください。」

新はそう告げました。

それでも秘書官は新になれなれしく近づき…肩を叩いたのです。

そしてすれ違いざまに言います…。

「お役目…ゆめゆめ忘れるべからず…。」

新は目を見開きました。

その声は小さく、新以外の誰の耳にも届きませんでした。

新の心

文部相と文部秘書官が戻っていくと、五道がすまなそうな顔で謝ります。

「遅くなってすみません。大丈夫ですか?」

新に庇われていたし、怪我するようなこともなかった美世は大丈夫ですと返しました。

「こちらこそ、皆さまの手を煩わせてしまい、申し訳ありませんでした。」

頭を下げる美世に、新は不機嫌そうに言います。

「謝る必要はありません。彼らがもし甘水の扮した姿であれば、もう手遅れになっていましたから。」

するとそこに、げっそりと沈んだ雰囲気の鷹倉が加わってきました。

「大変なご迷惑をおかけいたしました。」

政府にも、堯人に不信感を抱く者や天啓という不可解な力に疑問を抱く者もいるらしく。

それらの者が、今回美世たちを宮城に招き入れた件で不満が噴出してしまったようでした。

おそらく文部相はそんな不満を持つ者の1人なのでしょう。

「あの方たちはいったい何の用があったのかしら…。」

美世がそう独り言を言うと、新が答えを返します。

「俺たちの様子でも見に来たのでは?よほど暇なのでしょう。政府は。

その口調は皮肉っぽく刺々しいもの。

”なんだかおかしいわ?新さん。妙に攻撃的に思える。”

美世は最近ずっと抱いていた新への違和感を確かめるように尋ねました。

「あの?新さん…大丈夫ですか?」

しかし、どう尋ねて良いか分からない美世の口からはそんな言葉しか出てきません。

目を泳がせ、たどたどしいものの、なんとか再度尋ねます。

「あの…悩みとか、困ったこととかあるのでは?」

新は軽く笑い声を漏らしました。

「はは。心配ないですよ。でも困ったことはあります。君がすぐに厄介事に巻き込まれることですね。」

そういうことではないのだと反論したい美世でしたが、図星過ぎて何も言えません。

すると新は言葉を続けました。

「目を離せなくて困る…けれど俺も永遠には君を守れないので…。」

寂しげで儚いその言葉が美世に突き刺さります。

当たり前のことを言っているのは間違いないのに、なぜか美世の心に引っかかりました。

「でも俺がいなくても、今の美世なら平気かもしれません。強くなっているし、久堂少佐もいるし。」

隣にいるのになぜか新が遠くにいる感じがする美世。

「きっと遠くない未来では、こうして一緒に過ごすこともなくなるでしょうね。」

新はそう言って寂しげに笑います。

美世にはそう話す新の本心が分かりませんでした。

策略

その夜…寝ようとする美世は混乱していました。

目の前に、大きな布団が1組と、なぜか並んだ枕が目に入ったからです。

そして美世の横には清霞もいました。

文部相らが押しかけて来た後、すぐに戻ってきた清霞。

清霞は異常がないかを散々確認…それはもうしつこいほどに…。

そして話を聞いた葉月が涙ぐみながら美世を心配し、それがゆり江にも伝播し…と酷い騒ぎになったのです。

その結果、その日は清霞が美世のいる宮に居残ることになり…。

このところ野営同然で働き詰めの清霞も疲れているだろうと、今日は美世とゆっくり休むことになり…。

それは全く自然な流れで、おかしなことなどないはずでした。

しかし、入浴後、部屋まで清霞に送ってもらった美世の目の前には不自然な布団が存在していたのです。

既視感のある光景…それは1つのベッドを用意された久堂家の別邸と同じような状況でした。

「嵌められたな…。」

清霞がそう呟きます。

きっと誰かが、美世と清霞を一緒の布団で寝せようと、そのような状況を作り出したのでしょう。

「姉の仕業ではないな。あれでも淑女だから下世話な真似はしない。…とすると堯人さまか…。」

今回は別邸の時とは違い、おそらく別の部屋や布団はもう用意してもらえないはず。

ここは堯人の宮であるゆえ、彼の意思に反することはしてもらえないのです。

「気を遣ってくれたのかもしれないが、これが大の大人…しかも皇太子のすることか。」

呆れたように、言う清霞。

心なしか口数多め。

一方の美世は固まったままでした。

「美世…仕方ない…寝るか。」

そう言って清霞は上着を脱ぐと寝間着を手に取り、結んでいた紫の髪紐を解きます。

それでも、美世は固まったままで清霞の方を見つめていました。

「美世…見られていると…着替えにくいのだが…。」

躊躇いがちにそう言う清霞に、呆然としていた美世は我に返ります。

「ご、ごめんなさい!」

叫ぶように謝ると、慌てて廊下に出ます。

顔から火が出そうなくらいになり、全身も熱く汗が吹き出しそうになります。

「見られても構わないのだが。」

そんな清霞の言葉にも、動転し過ぎのせいか思考がおかしくなる美世。

”構わないって…着替えを見てもいいということかしら?見せたいということ?”

そんなことを悶々と思っていると、着替えが終わったという清霞の声が聞こえてきたのでした。

一緒に

「冷えるから早く入れ。追い出すようになってしまって悪かった。」

明るい部屋の中に入ると、美世は一層恥ずかしくなってしまいました。

いつも見ているはずの清霞の寝間着姿がやけになまめかしく見えてしまいます。

「美世。布団を使え。お前の気が休まらないだろう。」

その発言に驚く美世。

「でも…旦那さまは?」

清霞は美世だけを布団に寝かせて、自分は一晩寝ずの番をする考えのよう。

しかし美世にはそれは到底許しがたいことでした。

「いけません。旦那さまがお布団を使って下さい、せっかくゆっくり疲れをとる機会なのです。」

1日中引きこもりっぱなしの美世。

一方清霞は休む時間もなく働きづめ。

こんな時ぐらい休んでほしいと美世は心から思うのです。

清霞はそんな美世の頭にポンと手を置きました。

「冗談はよせ。大人しく言うことを聞け。」

それでも美世は首を縦に振りません。

「嫌です。」

はっきりとそう言う美世に、では畳で寝ると譲歩する清霞。

そのまま畳の上に寝転がろうとします。

その時、美世は咄嗟に動いていました。

追いすがるように清霞の寝間着の袖を掴んだのです。

再び恥ずかしさがこみあがってくる美世。

それでも一生懸命に言葉を口にします。

「あ、の…い、い、一緒に…。」

それ以上は恥ずかしくて言えない美世。

すると袖を掴んだ美世の手を清霞がそっと解きます。

「わかった。堯人さまの策略に乗るのは癪だが…。一緒に寝るか。」

そして二人は、たどたどしく並んで横たわるのでした。

おしゃべり

互いに背を向けて横になる二人。

背中を意識して、美世の心臓は激しく鼓動していました。

縮こまって息を殺して…そうやって朝までやり過ごそうと考える美世に、清霞が声をかけます。

「寝られないのだろう。」

美世はいいえ寝られますと一度は答えたものの、目を瞑っても心臓がうるさくて結局寝られず…。

清霞から眠れないのかともう一度尋ねられたときは、観念して正直にはいと答えたのでした。

美世が、誘っておきながら情けない…と自分を叱っていると、清霞は再び口を開きます。

「眠れないのであれば、話をしないか?」

結局休ませるどころか気を遣わせてしまった自分を不甲斐なく思う美世。

しかし一方で、二人きりでゆっくり話せることが嬉しくて堪りませんでした。

「睡魔が訪れるまでの間、互いに1つずつ質問し、答えていこう。」

清霞が提案します。

しかし、その唐突な提案に、美世は釈然としません。

清霞らしくないというか…なんだかその提案は、まるで清霞が美世を知りたいと望んでいるようで…。

質問

「では私から。ここに来てから困ったことや恐ろしかったことはあるか?」

美世は首を振って答えます。

「いいえ。親切な方ばかりで。大切に守っていただき恵まれていると思うことは何度もあります。」

次は美世の番。

「旦那さまはお仕事をつらく感じたことはありますか?」

清霞はあっさりと答えます。

「職務自体をつらいと感じたことはない。辛苦を感じることも後悔もするが、つらい役目と思うことはない。」

清霞はさらりと言うものの、きっと仕事の上で生じる苦痛は相当なものだと思う美世。

美世がそう思っていると、再び清霞が質問します。

「私の婚約者になって後悔していないか?」

美世はそれには容易に答えます。

「まったく。していません。」

清霞はならばよかったと息を吐きました。

それから少しの間静寂が訪れます。

美世はそこで眠気を感じてきました。

眠気から朦朧としていたのでしょう、いつもよりも踏み込んだ質問が美世の口からこぼれました。

「恋…という感情を憶えたことは…ありますか?」

すると清霞は恋か…と呟いて少しの時間考えます。

そしてゆっくりと話し出すのです。

「これが恋…などと確信した覚えはない。わたしは自分の感情にも誰かの感情にもあえて鈍感でいたのだろう。」

そして、それは”真面目に相対することからの逃げ”だったのだと言いました。

「だから、憶えたことは…ない。」

清霞の口調はどこか後悔しているように思えました。

深み

美世は、清霞が感情に鈍感だった…という理由が思い当たります。

「旦那さまは。そうすることで、ご自分を守ってきたのですね。」

美世も斎森の実家にいる時は、自分の感情を出さないようにしていたからです。

「そう思うか。不真面目だっただけかもしれないな。だが、そうならば、お前はどうなのだ?」

突然の問いかけに、眠りに落ちそうな意識が再び浮上します。

「恐れているのではないか?悩んでいる何かが、お前の進む足を止めるのではないか?」

その質問で、清霞が、美世の隠している「想い」に勘づいていると気付いた美世。

そして、なぜその「想い」を隠すのかと清霞に問われていることも、美世にはわかりました。

だからこそ、答えを口にすることができません…。

「私は頼りないのか?」

清霞の声が響きます。

その声が弱々しく聞こえて、美世は慌てて否定しました。

”わたしが旦那さまを不安にさせている?”

「ち、違います。旦那さまが頼りないなどと一度たりとも思ったことはありません。」

頼りないのは自分であると心の中で叫ぶ美世。

自分がいかに至らない人間かが分かっているから自分のことが信じられないと思うのです。

そしてそんな自分が誰かを傷つけるなど、耐えられないのです。

「美世。」

そう言ってゆっくりと寝返りを打って美世の方を向く清霞。

美世も振り返ります。

暗闇の中でお互いの目が見えるほど、近くにいる二人…。

「私は現状では満足しない。多くを手にしたいし、深みに嵌っていきたいと願うほどだ。他でもない、お前と。」

続けられた清霞の言葉に衝撃を受ける美世。

清霞は「美世の心が欲しい」とそう言っているのですから。

絶句する美世に清霞はさらに言葉を続けます。

「お前はそれを浅ましいと思うだろうか?道を踏み外しているように見えるか?」

その投げかけは、美世の心の内を見透かされている様でした。

「…思いません…。」

必死に答える美世。

しかし、それでも美世は、「想い」を打ち明けることができません。

すると、清霞の白い指が伸びて美世の頬を撫でました。

優しいその指先からは温かさが伝わります。

「すまない。私ばかり質問しすぎたな。」

困ったような弱々しい声でそう言う清霞。

美世は目を瞑って首を振りました。

そして…そうしているうちに意識が眠りに引き込まれていったのでした。

第3章の感想:怪しい秘書官と新の関係?そして清霞さまの直球を受け止めてあげてー!

はああー。

最後の美世と清霞さまのやりとり…。

美しすぎる…。

いや、切ないシーンでもあるんですけど。

なんというか、二人が見つめ合って言葉を交わしている姿が想像できて…。

ひたすら美しいと思ってしまいました。

清霞さまの直球な想いと、それを理解しつつも怖くて踏み出せない美世の想いが…純粋過ぎて、美しい。

確かにじれったくはあるんですが、答えを急がせない、けど想いはしっかりと伝える清霞さまの男らしさ。

きっと”愛”という言葉を出すと、美世が逃げてしまいそうだから、美世のペースに合わせてあえて避けているところとか。

最高すぎです。

じんわりときます。

まあ、3章は、そんなピュアな恋愛話だけじゃないんですけどね。

政府内のごたごたや美世たちへの反感や堯人の立場の脆さなんかが盛り込まれたお話。

いますよね、文部相みたいな嫌なおじさん(笑)。

大人の対応が素敵だった新ですが、彼もなんだか危うさがあります。

完全に寝がえりのフラグが立っておりますから!

絶対甘水側になってる…。

でもでも私は信じています。裏切ったと見せかけて、やっぱり裏切ってないということを。

新ー‼

さて、これから絶対に美世にとって辛い展開が待っていますね。

確実に清霞さまに想いを伝えられないで別れてしまうというフラグも立っていますからねえ(深読みばっかりするなー!)。

葉月さまの言う通りにしておかないと、経験者は語る…ですよ。

さあ、続きを知るのが怖いような気もしますが、やっぱり気になりますので、次の4章に突入しましょう!

この続きは文章よりも今すぐマンガでドキドキしてみませんか!?

この後紹介するebookjapanを利用することで、「わたしの幸せな結婚」をおトクに読めちゃうんです。

「わたしの幸せな結婚」を電子書籍でオトクに試し読みする方法は?

コチラのサービスでは、待たずに最新の人気マンガ・小説を楽しむことができます。

もちろんどの作品も試し読みが可能なんです。

さらにマンガだけでなく、好きな映画や音楽も格安で楽しめるところも増えてますのでのぞいてみる価値は十分です!

すべてのサイトでお試しすれば、格安で全巻読破も夢じゃ有りません!

ebookjapan

世界最大規模の配信サービス、ebookjapan。

ただでさえ書籍の配信数が21万冊という超・大ボリュームというのに加え、その中でも漫画は他を圧倒する21万冊!

漫画をスマホで楽しみたいすべての方にオススメの配信サービスがebookjapanなんです。

  1. 無料作品が9000作品も読める!
  2. 漫画の背表紙で整理できるのはebookjapanだけ!
  3. 月額登録ではないので、読みたい作品だけムダなく楽しめる!
  4. もちろんクーポンも充実してます!
U-NEXT

コチラもテレビCMで放送されています。

マンガの購入価格の40%がポイントとしてバックされるのが大きいですね。

  1. 無料期間は31日間
  2. 解約手続きが超カンタン!
  3. マンガ全巻40%ポイントバック!
  4. 月額料金は2189円(税込)
コミック.jp

30日間無料のキャンペーン実施中!

マンガの配信数は国内最大級!話題の新刊や定番の作品も読めます。

無料期間中に1350ポイントがもらえるお得なサービスなんです。

さらにお試し期間にもらえるポイントが、通常675ポイント→1350ポイントに変更で超おトク!

  1. 30日間の無料お試しが楽しめる!
  2. 無料マンガは定期的に変わるので登録しておいて損ナシ!
  3. 購入金額の10冊購入で1冊もらえるからまとめ買いが超オトク!
  4. 無料期間中1350ポイントがもらえます!
  5. アプリをダウンロードしておけばいつでも好きな場所で読める
ブック放題
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 9b380133b8c640ec25f3ff8b66234cc6.jpg

人気雑誌200誌以上、名作マンガは20000冊以上、さらに「るるぶ」を始めとした旅行ガイド誌100冊以上1ヶ月無料お試しで読める!

スマホやタブレットだけでなくPCでも利用可能なんです。

ブック放題はこれまではソフトバンクで利用できるサービスでしたが、それ以外のスマホやPCでも楽しめるようになりました。

  1. 一ヶ月間の無料お試しができる!
  2. 月額会員で500円(税抜)
  3. マンガの電子書籍にありがちなスマホのみ…ではなくPCでも読める!
  4. 全都道府県のるるぶが読み放題!(月額で一番安いんです!2020年11月時点)
FOD PREMIUM

ご存知フジテレビの運営するFOD PREMIUM。

ドラマの印象が強いですが、モチロン電子書籍も楽しめますよ!

もらえるポイントが多いのも特徴の一つです。

  1. 無料期間は2週間
  2. 月額976円(税込)
  3. マンガ全作品20%ポイント還元!
  4. もちろん無料マンガも充実してます!
  5. マンガだけでなく話題のドラマも見放題!
よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる