わたしの幸せな結婚(小説版)2巻第3章のネタバレあらすじに感想も

こちらの記事では、わたしの幸せな結婚2巻第3章のネタバレを紹介しております。

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目次

わたしの幸せな結婚2巻第3章のネタバレを紹介!

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第3章:薄刃家へ

焦り

久堂家を後にした新。

彼が向かったのは、対異特務小隊の屯所でした。

もともと清霞との約束があったからです。

「遅い。」

約束した時間よりも少し遅れてやってきた新に苦言を呈する清霞。

「申し訳ないです。ちょっと勘違いしておりまして。ご自宅に伺ってしまいました。」

その理由に清霞は一応は納得した様子を見せました。

もともと非番だったのは確かで、誰かが伝え忘れたのかと思ったからです。

ここしばらく、オクツキの件でかなり忙しく、清霞は自宅に帰ることもままなりません。

軍自体もてんやわんや、末端の清霞の周囲もバタバタしていました。

「そういえば婚約者の美世さんに会いましたよ。丁寧にもてなしてくれました。」

新は軽い調子でそう言いました。

清霞はその話にぴくりと反応します。

「とてもいい女性ですね。」

清霞の反応を面白がるように、新は話を続けました。

「にしても、そんないい女性をあんな風に扱うのは感心しませんね。」

清霞は新の話に不快感を抱きます。

「実は会ったことがあるのです。美世さんに。その時は倒れそうになっていましたよ。酷い顔色で。」

明らかに不躾な話でしたが、清霞に構うことなく話を続ける新。

「それを俺が助けたのです。しかし、今日はあの時よりもさらにひどくなっているようでした。」

清霞はその話を聞いて、かなり不愉快でした。

新が美世と会ったことがあったのも初耳、しかも美世のことをわかっているように語られて…。

しかし新の言葉を聞いた清霞は、昨夜の美世の顔色がどうだったか、記憶にないことに気が付きます。

焦りで冷や汗がでる清霞。

「婚約者なら仕事にかまけていないで、話ぐらい聞くべきでは?俺ならあんなふうにはしない…。」

たたみかける新。

本来なら、そんなことを言われて黙っている清霞ではありません。

大きなお世話だと怒鳴りつけているはずでした。

しかし、清霞はその言葉を口に出すことはありませんでした。

苛立ち

清霞は仕事の後、情報屋からある決定的な情報を得て帰路につきました。

しかし、帰宅しても、いつも出迎えてくれるはずの美世の姿はありません。

不思議に思う清霞。

ですが美世はすぐに見つかります。

台所にいたのでした。

せっせと働く美世の後姿に、清霞は声をかけました。

「美世。」

しかし、美世は気が付きません。

「美世。」

もう一度呼びましたが、それでも美世は気が付きませんでした。

「美世!」

三回目でようやく振り向いた美世。

かなり驚いた表情です。

「だ、旦那さま!」

その表情で、清霞は、自分の帰宅を美世は気が付いていなかったということを理解するのでした。

「ただいま…。」

そう言う清霞に急いで駆け寄って来る美世。

「お、おかえりなさいませ。ごめんなさい、出迎えもせずに…。」

そんな美世をじっと見つめる清霞。

今や誰が見ても淑やかで可憐な美世。

その立ち姿だけでも、家に着た頃とは格段に見違えていました。

「美世…なぜ…。」

それなのに、清霞はその姿を見て、複雑な思いを抱くのです。

かつてこの家に来たばかりのやせ細った美世。

一時はふっくらとしてきたというのに、また逆戻りになってしまった美世。

血色はなく、目の下には隅。

再び痩せた身体。

「姉の勉強は厳しいのか?」

ふと棘だらけの口調になる清霞。

美世はその言葉に首を横に振ります。

「いいえ。葉月さんは私を気遣って…。」

清霞は、美世が話し終わる前に食い気味に問いました。

「ならば、なぜ?」

清霞はなぜなのか分からないぐらい苛立っていました。

「なぜこんなに痩せる?なぜ帰宅に気が付かないくらいうわの空なのだ?」

「お前が鶴木新と会ったとは聞いてない!」

「それだけではない。お前が夜な夜なうなされているのを私が知らないとでも?」

おろおろしながら聞いていた美世も、最後の一言を言われると、ついに目を見開いて硬直してしまいました。

失言

”違う…こんな風に話すはずではなかった…。”

心の中ではそう思いながらも強い言葉を続ける清霞。

決して責めるつもりはなかったのに。

美世を大事にしたくて、傷付けたくなくて、もっと違う聞き方をしようと思っていたのに。

けれど、ずっと心に留めていた思いは、一度口をついて出たら止まらなかったのです。

「私が信用ならないのか?お前は私に何も言ってくれないのか?」

美世は大粒の涙を溜めた目で清霞を見上げます。

「違います!ただでさえ疲れていらっしゃる旦那さまを困らせたくなくて…。」

美世の声はひどく震えていました。

「疲れてなどいない!決めつけるな!こんなことになるならお前に勉強の機会を与えるのではなかった!」

清霞は本当は疲れていたのです。

美世の不調を見逃し、さらに責めたてるぐらい疲れで判断力が落ち、箍が外れてしまったぐらいに、かなり。

そんな清霞の言葉に、美世は呆然とし、目から涙をこぼしていました。

そこでようやく、清霞は自分の失言を悟ります。

あの美世が自分からやりたいと言い出した勉強。

いつも楽しそうに葉月と話し、生き生きと教本を見つめていた美世。

清霞はそれを今、全て否定してしまったのです。

「旦那さまはひどいです…。」

そう言って後から後から涙を流す美世。

清霞はそれを見てひどく後悔します。

でももう取り消せません。

すると突然、美世の身体がぐらりと揺れました。

清霞がとっさに手を伸ばすと、その腕の中に倒れ込んできます。

”軽い…!”

極度の緊張から気を失ってしまった美世。

その美世を抱き止めた清霞は、美世の”軽さ”に驚いてぞくりとしました。

”美世を傷付けてしまった…。これほど弱った彼女を。人よりも何倍も傷付いてきた彼女を…。”

意識を失った美世をそっと抱き上げる清霞。

その真っ青な顔を見て、自分を強く責めました。

斎森家の人間と変わらない、一番いけないことをしてしまったのだと。

ふと、清霞は、美世の着物から一枚の紙が落ちてきたのを見つけます。

「これは…。」

そこには清霞の推測を裏付けることが書かれていました。

それを見て清霞は迷うことなくある決断します。

”美世に償うには、美世を救うには、これだけがひとつの道だ!”

鶴木貿易

美世が目を覚ますと、そこは自分の部屋。

すぐに、昨夜自分が清霞に「ひどい」と言ったことを思い出しました。

そして、それ以降の記憶がないことにも気が付きます。

きっと気を失ってしまって、それから清霞がここまで運んで来てくれたのだと思う美世。

”あんなことを言ってしまうなんて…。”

清霞が苛ついているのを初めて見た美世。

”怒っているのではなく、寂しい顔ををしていた…。私が話すのを待っていたんだわ。”

美世はやはり清霞は全て知っていたのだと思いました。

きっと清霞は”信用されていない”と思ったはずだと、自分の行動を後悔します。

もう愛想尽かされたかもしれないという不安に押しつぶされそうになりながら、なんとか立ち上がる美世。

その不安は的中したようで、朝から清霞は一切口を開いてくれませんでした。

優しい清霞なら許してくれるかもという微かな期待は裏切られたのです。

さらに不運なことに、たまたまゆり江も休みで、重苦しい雰囲気が二人を包むのでした。

朝食を終えると、清霞がようやくそこで口を開きます。

「出かける準備をしろ。」

それを聞いて美世はますます不安が募ります。

”本当にもうだめかもしれない…。”

そんな考えが美世の頭に広がります。

とりあえず指示に従い、出かける準備をして清霞と一緒に出かける美世。

移動中も無言のままの清霞に、美世も話しかけることができませんでした。

そして、二人がたどり着いた先は…。

『鶴木貿易』だったのです。

親族

”ここは何かの会社なのか”と不思議に思う美世を促して、中に入る清霞。

すぐに受付の男性に用件を告げました。

「突然申し訳ない。鶴木新と面会したいのだが。」

清霞の口から新の名前が出て、思わず美世は息を吞みます。

すると受付の男性がすぐに建物の2階まで案内してくれました。

『交渉担当』…そう書かれた札のかかった部屋に通された二人。

そこには爽やかな好青年が二人を待っていました。

「ようこそ。久堂少佐。美世さん。昨日はどうも。」

やはりそこにいたのは昨日会ったです。

美世は一体どういうつもりなのかと、目の前のそれぞれに聞きたいと思いましたが、口をつぐみました。

「場所を移しましょう。」

おもむろに新はそう言います。

「会社で私的な話は避けたいのです。」

すると清霞もそれに同意しました。

「私もいろいろ聞きたいことがある。」

清霞はそう言って新を睨むように見つめます。

3人は会社を出て、徒歩数分のとある邸宅へ移動しました。

表札には「鶴木」の文字。

「君に会いたがっている人がいるのですよ。美世さん。」

新の実家であるその家の座敷に通された二人。

しばらく待っていると新が背筋のぴんと伸びた老爺を連れてやって来ました。

その見知らぬ老爺は美世を見るなり懐かしそうに笑います。

「ああ、澄美によく似てる。」

それは美世の母親の名前…。

美世は突然言われた母の名前にますます頭が混乱しました。

隣にいる清霞は目を閉じたまま、沈黙を保っています。

「久堂少佐。あなたはもう分かっているでしょう?俺たちが誰なのか。」

新は笑顔でそう言いました。

「さんざん探したのに、まさかこんな風にたどり着くとは思わなかった。」

清霞はそう新に告げます。

「我々は簡単には見つかりませんよ。こうやってあなたに会うのも掟破りに等しいのですから。」

美世には少しも理解できない会話が、清霞と新とで繰り広げられます。

美世はただ黙って様子を見守るしかありませんでした。

「では、あらためまして。二人とも、ようこそ。薄刃家へ。」

その名前を聞いて、美世は絶句します。

ここは、美世の母、澄美が生まれ育った家だったのです。

”お母さまの、実家?”

すると老爺が口を開きました。

「そうだ、ここは薄刃家。わしは先代当主の薄刃義浪(うすば・よしろう)。美世、お前の祖父だ。」

新も続きます。

「俺は薄刃新。美世さん、君の従兄だよ。鶴木は表で使っている名前なのですよ。」

美世の異能

美世は自分の親族に会ったことがほとんどありません。

なので、突然現れた祖父、従兄の存在に思わず口元を押さえてうつむいてしまいました。

「久堂少佐。あなたがここに来たのは美世さんの悪夢を止めるためですね。」

新がそう問います。

「ああ、美世は異能を持っているはずだ。だからこうして接触してきたのだろう。あなたたちがそう仕向けたのだ。」

清霞はそう言って紙片を取り出して新に見せました。

その髪の表には『鶴木貿易』の住所新の名前、そしてその裏には薄刃の文字が書かれていました。

「家に落ちていた。昨日仕込んだのだろう。情報屋からも調べていた女学生の中に『鶴木澄美』がいたと知らせがあった。」

清霞は淡々と続けます。

「鶴木家には20年ほど前に斎森家から金を受け取った形跡もあった。」

「ただし、これらはわざとつかませた情報だろう。私たちをここにおびき寄せるために。」

それを聞いて新はとぼけるような顔をします。

「一時は調査が行き詰っていたのに、昨日になって情報屋が、”新たな情報が入った”と資金援助の記録を持ってきた。」

「鶴木貿易の経営悪化、鶴木澄美の消息が途絶え、斎森家から鶴木家への資金援助、薄刃澄美の斎森家への嫁入り…。」

「これらが同時期に起ったのだ。すぐに推測できる。この紙片がダメ押しだ。」

清霞は流れるように話します。

「さすがですね。助かりました。」

新は軽く息を吐きました。

「そうです。美世さんには異能がある。とびきり厄介で協力で…そして貴重な異能が。」

その新の話に衝撃を受ける美世。

”見鬼の才もないのに、異能が?自分すらも気付かないのに?”

美世は新の話を疑います。

”でも、本当に異能があったのなら、軽んじてこられた今までの人生は一体…。”

繰り広げられる驚きの連続に、美世は呆然としてしまいました。

すると黙って話を聞いていた義浪が口を開きます。

「こちらの目的はひとつだけだ。久堂清霞。美世をこちらに引き渡してもらおう。」

その話に自失していた美世の目が見開きました。

晴天の霹靂…美世は今にも叫び出したい衝動に駆られます。

「どうして勝手にきめるの?って腹が立って…。」

以前葉月が言っていた、その言葉が美世の頭によぎりました。

”葉月さんもこんな気持ちだったのだわ…。”

もう自分の置かれた状況に理解が追い付かない美世。

どうしていいかわからずに唖然とするしかありません。

しかし、清霞はこの状況をちゃんとわかっているようでした。

「そう言うだろうと思っていた。しかし簡単に頷くと思っているのか?」

はっきりとそう拒絶の姿勢を見せる清霞。

しかし義浪も「薄刃家が譲歩することはなく、必ず美世を返してもらう」と、有無を言わせない態度です。

「美世が持つのは『夢見の力』。人の眠りにおいて万能の力だ。薄刃の異能の中でも別格の強力さなのだ。」

夢見

「夢見の力」は眠りに入りこみ、夢を操る異能。

精神を操作して洗脳も可能。

さらに夢の中で、過去・現在・未来全てを見通すことができ、帝の天啓をも凌駕する力

薄刃家の女性の異能者のみに発現する例の見られぬ最強の異能

…と、そう義浪は話しました。

それらは美世にとっては現実味のない話でしたが、清霞にとっては違うようです。

「だから薄刃家で美世を管理したいというのか?」

美世の異能の強力さに呆然としつつも、義浪に食ってかかる清霞。

しかし義浪は清霞にきっぱりと言います。

「美世は異能を制御できず悪夢に苛まれている。それを解決できない君のような男の側で美世が幸せになれるのか?」

。この家で暮らすほうが良い。」

「それに…薄刃家はその血を他家に渡すことをよしとしない。」

交わされる話を聞いて、美世は清霞がどう考えるのかと不安になりました。

それは清霞の気持ちを踏みにじってしまった経緯があったからです。

「美世の異能が今まで発現しなかった理由は?」

義浪の話に結論を出すことはなく、清霞は新たな質問をしました。

「おそらく澄美がその力を封じた。」

義浪はそう答えます。

義浪がそう考えた理由…それは以下の経緯でした。

薄刃家の記録から夢見の異能は”精神感応”という異能を持った母から生まれていることがわかっていた。

その精神感応…つまりテレパシーの異能を持った澄美は、昔から夢見の子を産む…と一族に重圧をかけられていた。

ある時、鶴木貿易の経営が傾き、そこに斎森家が資金援助と引き換えに澄美との縁談を持ちかけてきた。

おそらく斎森家は、澄美が夢見の力を持つ子を産む可能性があることを知っていたため、澄美を欲しがった。

窮地の薄刃一族を救うため、義浪の反対を押し切って澄美は斎森家に嫁いでいってしまった。

もし夢見の力を持つ子を産めば、その子が徹底的に利用され、人並みの幸せな人生を歩めない…と澄美は悟っていた。

なぜなら、自分がかなりの重圧をかけられて生きてきたから。

そのため美世が利用されない様、澄美は力を封じたのではないか。

…そう義浪は語りました。

美世はその話を聞いて、暗くて醜い感情が噴出してきていました。

”もし異能があれば、愛されたかもしれない、家族らしい関係を築けたかもしれない…。”

”こんなに愚かな自分でなく、葉月のような素敵な女性になれたかもしれない…。”

「封印のカギが斎森家の敷地内にあったのだろう。それが斎森家を離れたために封印が弱まって、そして消失したのだ。」

義浪はそう続けました。

その言葉にピクリと反応した清霞。

「美世に異能があるかもしれないと知りながら、澄美の封印に惑わされ、美世を助けなかったのか。」

義浪は悔しさを滲ませながらそうだと答えます。

「美世は異能を持たないというのが我らの調べだった。外部との接触は避けなければならないのだ。だから手を引いた。」

それを聞いて、清霞は怒りを含んだ声で義浪に言い放ちます。

「今更渡せなどと、彼女の意思を無視して冗談ではない!」

するとそこに新が口を挟みました。

「でもあなたはどうなのです?美世さんを守れるのですか?今も彼女は異能の暴走に苦しめられているのに。」

清霞は言葉を失います。

「美世さん、どう思いますか?」

新は質問の矛先を美世に向けました。

「わ、わたしは…旦那さまのおっしゃることに従います。」

”本当は旦那さまの側にいたい…けれど嫌がられるかもしれない。”

そう思って返答に詰まる美世。

「君自身はどう思っているの?」

新は問い詰めました。

”ここで本当のことを言えば、旦那さまは優しいからわたしを捨てられなくなる…。”

「わ、わたしはどちらでも…構いません…。」

思わず本心を隠してそう言ってしまった美世。

その横で、清霞が目を見開いて息を吞んだことには少しも気が付きませんでした。

にやりと笑った新。

「どうでしょう?決闘で勝った方が美世さんを手に入れるというのは?」

その新の提案を淡々と受け入れる清霞。

「いいだろう…。」

清霞と新は立ち上がって外に出ていきます。

「旦那さま…。」

美世はそう呼びかけましたが、清霞は振り返ることはありませんでした。

決闘

庭に降りた清霞と新。

義浪は傍観を決め込んでいるようでした。

「武器と異能の使用は可としましょう。家を壊すような強い異能を広範囲に使うのは禁止です。」

清霞は脇差を取り出します。

そして新は拳銃を手にしました。

どちらが不利かは美世にもわかります…。

「ではいつでもどうぞ。久堂少佐。」

新は口元に笑みをたたえて誘いをかけました。

そこからすさまじいやり取りが始まります。

しばらく続いた攻防の後、突然新が分身しました。

新の異能、幻を扱う力の発動です。

もう1人増えたかのようにばらばらに戦う新と新。

そしてバンッという音と共に清霞の右腕から血が流れるのです。

撃たれて血を流す清霞を見て気が遠くなりそうな美世。

”全部わたしのせい…。”

溢れてくる涙で視界がぼやけ、後悔と恐怖に苛まれる美世。

”旦那さま。ごめんなさい。”

しかし清霞はひるむことなく戦い続けています。

雷の異能を刀に纏わせて応戦していました。

「あつっ!」

放たれた雷の閃光が新の腕をかすめました。

やけどを負ったようです。

「幻覚にこんなに早く対応するなんて。」

感心したような新。

負けじと掛け声をかけ、幻で何人もの人を現す新。

「どれが本物の俺でしょうか?」

笑う何人もの新を1人ずつ消していく清霞。

しかし数人消したところで清霞が手を止めました。

新が美世になっていたからです…。

美世も目を疑いました。

”あそこで旦那さまと対峙しているのは、わたし…?”

”バンッ!”

そこにまた銃声が響きました。

清霞の手から脇差が弾き飛ばされます。

新の弾丸が脇差の柄を正確にとらえて弾き飛ばしたのでした。

「俺の勝ちです。」

そう言って銃口を清霞の頭部に向ける新。

”ダメ…旦那さまを撃たないで!殺さないで…!”

美世の目からは涙が絶え間なく流れていました。

「意外ですね。あんな安っぽい揺さぶりが通じるなんて。」

清霞は黙ったまま、新から目を逸らします。

「あなたは強い、けれど美世さんを守るのは俺の役目だ。」

それを聞いてうつむく清霞は今にも泣きだしそうに顔を歪めていました。

「旦那さま。」

思わず飛び出した美世。

清霞がふと伸ばした血だらけの手に、手を伸ばす美世…。

しかし、新に止められてしまい、二人の手が届くことはありませんでした。

「美世さん。決まりは決まりですのであなたはこれから薄刃家で保護されます。」

美世に向かってそう言う新。

そして清霞の方を向いて、続けます。

「あなたはもうお帰り下さい。今後お仕事が忙しくなりますから、頑張ってくださいね。」

敗北

薄刃家の結界から強制的に追い出された清霞。

放心状態で家に帰り、そのまま夜が明けていました。

新に負けた時の光景が何度も頭を過り、後悔の念が押し寄せてきます。

”自分は美世のために負けてはいけなかったのに…。”

最後に見た美世の泣き顔を思い出して辛くなる清霞。

「清霞!あなた!ちょっと!どうしたの?」

そこにいつものように葉月がやって来ました。

目を丸くして詰問する葉月。

清霞は重たい口で事情を話しました。

”バシッ”

話を聞いた葉月は、清霞に思い切り平手打ちを飛ばします。

「信じられない。負けたまますごすご帰って来るなんて!」

強く怒る葉月。

そして新に付けられた清霞の傷の上に手をかざして目を閉じました。

すると葉月の手のひらからは光がこぼれ、清霞の傷が癒されていきます。

葉月は治癒の異能を持っていました。

「すまない…。」

清霞はそう呟きます。

「愚弟!すぐに美世ちゃんを迎えに行きなさい!」

葉月は鬼のような形相で清霞を睨みつけました。

「迎えなど行けるはずが…。私は負けたのだ。美世を連れ帰る資格がないのだ。」

勝負に負けたこともありましたが、清霞は美世と会う勇気がありません。

「わたしはどちらでも構いません。」

確かにそう言った美世。

美世に自分を選んでもらえなかったこと…それが思ったよりも清霞の心を深くえぐっていたのです。

そんな清霞に葉月は拳骨を落としました。

「おバカ。ダメ男の気持ちとかどうでもいいのよ。美世ちゃんがかわいそうでしょ?」

清霞は葉月に言い返します。

「美世が言ったのだ。私でも薄刃でもどっちでもいいと!」

それを聞いて、葉月は清霞に拳骨をもう1発落としました。

「おバカ!良く考えなさい!あの子があなたに怒ったりする?美世ちゃんは絶対自分を責めるわ!」

「あの子は自信がないのよ。あなたに必要としてもらえるよう自分を磨きたかったのよ。」

「あなたに相談できないのなんて当たり前よ!今まで誰も頼れる人がいなかったのよ!」

立て続けに繰り出される葉月の言動に、清霞は返す言葉もありませんでした。

全部、葉月の言う通りだったからです。

誰かに頼るという選択肢をそもそも美世が持っていなかったことに気が付く清霞。

”自分にできることは、ひたすら美世を思い、その心を温めることだけだったのに…。”

「やはり私は間違ってしまったのだな。」

それを聞いた葉月が「早く迎えに行け!」と言おうとしたとき…家の中に式が入ってきました。

それは五道が飛ばした式。

「隊長!すぐに来てください!緊急事態です!」

式がそう叫びます。

”こんな時に…。”

式からは切羽詰まった状態が伝わってきました。

”美世を迎えに行きたい、でも…。”

清霞はすぐに屯所に向かう決断をしました。

「私はやはり冷たいのかもしれない。」

そう言って軍服に着替える清霞。

”決して美世をあきらめるわけではない。彼女より仕事を取るわけじゃない。”

”でも役目を放り出したら本当に何もかも失ってしまう気がする。”

”必ず全ての厄介事を片付けて、また美世をここに連れて帰る。”

清霞はそう決心します。

「絶対に取り戻してみせる!」

そう呟いて、出発する清霞でした。

日々

清霞が追い出されてから、美世は薄刃家の一室で過ごすことを強制されていました。

洋室で椅子に座り、寝台で眠る生活、そして何の仕事もない…。

普通の人なら快適だと思われる生活も、美世には憂鬱なものに感じていました。

流れるように時間が過ぎ、ぼおっとしていると1日が終わる日々。

そして、不思議と悪夢は見ない日々でした。

「落ち着かないのですか?美世。まだ俺のこと怒っていますか?」

いつの間にか美世を呼び捨てにするようになった新。

話し相手に来ている彼はそう美世に問いました。

美世は首を横に振ります。

”あれはわたしのせい…。”

「あの、わたしの着物は…?」

そう聞く美世。

「あれは返せません。」

新は穏やかな態度であるにも関わらず、有無を言わさない返答をしました。

現在美世は巫女が着るような白衣に緋袴姿

あの日、清霞が傷つけられた日、美世は着ていた着物をそれに着替えさせられ、脱いだ着物は戻ってきていません。

夢見の異能者は”夢見の巫女”と呼ばれてきたため、巫女の格好をさせる習慣があるのです。

「巫女の衣装は美世が嫌なら強制はしません。どうしたらよいでしょうか?」

そう新たに聞かれるも、美世は黙ったままでした。

美世はずっと後悔していたのです。

自分の気持ちに嘘をついて清霞を選ばなかったことを。

”どうして旦那さまを信じられなかったのだろう、ずっと自分を受け入れてくれていたのに…。”

「旦那さまともう一度話がしたいです。」

今更もう遅いと思いながらも、そう新に願う美世。

そんな美世に新はなぜかと聞きました。

「わたしが間違っていたからです。ちゃんと謝って、そして…。」

美世が話している途中でしたが、新が遮りました。

「それで、ここを出ていきたい…ですか?」

そう言われて美世は言葉を飲み込みます。

「許しません。我々が、いや俺が、どれだけ君を待っていたか、君は知らない。」

告白

「俺は君を守りたい。一緒に薄刃の役目を担っていきたい。」

新の熱のこもった言葉と眼差しが美世の心を突き刺しました。

「薄刃の異能は、全て人の精神や能に作用します。俺の幻を操る力もそう。」

すると新は突然薄刃家の異能の話を始めました。

「薄刃家の異能…なぜ薄刃にだけそんな力が受け継がれているか。見当はつきますか?」

そう聞く新。

美世は首を横に振ります。

「通常の異能は異形を倒すためのもの。しかし薄刃の異能は人間を相手にする異能…。」

「我々の役目は、いざというときに異能者を止めることです。強い異能を持つ異能者に対する抑止力なのです。」

「そのため、見鬼の才を持たない異能者も薄刃家には普通にあります。異形を見る必要がありませんので。」

新の説明で、情報と情報がつながり出す美世。

「ただ、我々が力を持ちすぎると、またそれの抑止力が必要になってきりがありません。」

「なので薄刃家には厳しい掟があるのです。」

掟を破ったものへの処刑は非常に重いと言う新。

名を隠し、息をひそめて暮らすのも、決して表舞台に立たないのも、帝と役目に絶対服従すると示すため

しかし、現在、忠誠心の強い異能者が多く、薄刃家の役目はめっきり減ったと新は呟きます。

「仕事を命じられることもない現在、厳しい掟を守っていても、全く意味がないのです。」

そして新は何かを堪えるように低い声で言うのです。

「俺は役目が欲しいのです。俺の、俺だけの役目が。」

それを聞いて美世は思いました。

”色々なことを吞み込んできたのだわ。”

きっと清霞とあれほどの戦いをしたのは、新が修行と努力を重ねた結果。

それが活かされず、必要とされず、ただ掟という不便を強いられるだけだとしたら、どれほど悔しいか…。

「薄刃家の掟の中に、夢見の異能者を一族全員で守り支えるべしというものがあります。」

「それは今、俺の仕事になるでしょう。君の伴侶を兼ねて。」

続けられたその話に衝撃を受ける美世。

結婚相手が新になるなど、美世は考えてもいませんでした。

「君が悪夢を見るのは異能の暴走が原因です。しかしここにいればそれは特別な結界の力で抑えられます。」

新はそう言うと、熱を帯びた透き通った真っ直ぐな目で美世を見つめました。

「お願いです美世。ここにいてください。俺は喜んで君を守る。それが俺だけの使命なのです。」

「俺に支えさせてください。守らせてください。」

その強い眼差しに…美世の心は揺れていました。

空虚

美世の部屋を出た新。

頭がすっかりと熱くなっていました。

”なんであんなことを言ってしまったんだ。”

異能者としての役目を果たしたいとずっと願ってきた新。

そこについに悲願の夢見の力を持った美世が現れたのです。

だからこそ、口に出したことのない想いを、つい吐露してしまったのかと思うのでした。

飾り気のない家の中を歩きながら、新は”自分はこの家のようだ”と思います。

”外側は立派だけど中身はない。”

”薄刃家の異能者という外側は一丁前で、仕事を与えられない実態はただの虚しい人間。”

初めて美世を見た時は陰気だという印象だった新。

夢見の異能者だと期待していたのに、自分を失った空っぽでどんよりとした薄暗い娘。

空っぽの家、空っぽの自分には、同じように空っぽの娘がお似合いなのかと絶望したような気持ちになったものでした。

しかし、美世が発した強い言葉を聞いたとき、その考えは変わったのです。

「やめてください!」

久堂家の面々を非難した新に、反抗してきた美世。

あのやつれた身体で…はっきりと強く。

美世は空っぽではなく、守りたいものがあったと気付いた新は、それをうらやましく思ったのでした。

”美世がやっぱり欲しい。絶対に逃したくない。”

そう強く思う新。

”空っぽではない美世となら、満たされた未来が想像できるから。”

祖父

「少しいいか?」

美世の部屋に義浪が訪ねてきました。

美世がここにきて4日目のことでした。

「すまない。もっと早くに話すべきだった。」

そう言いながら美世の前に座る義浪。

厳格な印象があった義浪でしたが、今日は普通の老爺のように見えます。

「旦那さまにお会いしたいという要望はかないませんか?」

美世は思い切って聞いてみました。

それを義浪は渋い顔で断ります。

「儂は叶えてやりたいとは思うが、とある方面から禁じられているのだ。それにおそらく忙しくて会えぬ状況だ。」

その答えに不思議な顔をする美世。

義浪は美世に教えます。

帝の天啓で久堂少佐らが面倒な任務を担うことが分かっていたのだ。まさに今は真っ只中だろう。」

それを聞いて、美世は自分の無力さに無意識に涙を流してしまいました。

肝心なときにそばで支えられないことをもどかしく思ったのです。

「大事な時にいつも力不足で…。」

”昔から欲しくてたまらなかった異能なのに、いざ持っていると分かっても何の役にも立たない…。”

するとそんな美世をじっと見つめて義浪が頷きました。

「なるほど。君と新は少し似ている。環境と能力がかみ合ってないのだな。」

そう言って深々と頭を下げました。

「苦労をかけた。もっと早く斎森家を調べていたら、こんなことにならなかったのに。」

突然の謝罪に美世はオロオロしてしまいます。

しかし、義浪が続けた言葉に身体が硬直するのでした。

「儂らは本来血の繋がった家族。これからは遠慮せず、頼って欲しい。」

それを聞いて、美世の心の中に黒い靄が広がっていきます。

「いきなり家族と言われても、困ります。どうしたらいいかわからないのです。」

そう言う美世。

この思いは、清霞にも葉月にも打ち明けられなかった思い…。

自分の手には負えない気持ちを目の前の義浪についに吐き出してしまいました。

「家族とは何なのですか?どうしたらわかるようになりますか?」

堪え切れずに一方的に語ってしまった美世。

しかし、目の前の義浪は微笑んでいました。

「君の本音を聞けて良かったよ。」

その言葉に驚く美世。

「今のように、自分では抱えきれなくなったものを分けあえるのが家族ではないか?」

そして、義浪から思わぬ解答が出されます。

「頼るというのは荷物を分け合って共に苦しみ労いあって、そして運び終わった喜びを共に味わうこと。」

さらに義浪は続けます。

「それを何の気兼ねもなくできるのが家族だろう。余程でなければ絆は壊れん。」

ふと、美世は義浪に母・澄美のことを尋ねました。

「母が出て行った時も嫌いにはならなかったのですか?」

そんな美世の疑問をはっきりと否定する義浪。

「嫌いにはならない。怒りより、それ以上に澄美のことが大事だったからな。」

「我が子が苦しんでいれば力になりたい。幸せなら、儂も幸せな気持ちになれる。」

義浪の言葉にそういうことなのかと納得する美世。

同じ目線に立って、同じ感情を共有してくれる存在…それが家族。

「美世。儂は君のことも同じように思っているよ。君に会えて、幸せだ。」

美世はゆっくりと優しく話してくれる義浪の目に、何か光る物を見つけます。

それで義浪が本心からそう言っているのだと悟りました。

夢見の異能は貴重で大事でしたが、それ以上に義浪は美世を家族の一員として大事に思ってくれていたのです。

「ありがとうございます。」

感謝の思いを伝える美世。

でも美世は話をしながらあることに気が付いたのです。

”家族になりたいと思う相手がいる…。共に生きていきたい人がいる…。”

自分はここにいるべきではないと思う美世。

”まだ間に合うと思いたい。”

そう決心して立ち上がるのでした。

恐怖

美世が立ち上がった瞬間、扉が勢いよく開いて新が厳しい表情で入ってきました。

義浪が何かを察して新と共に部屋を出ていきます。

そして、こそこそと何やら良くない話をしている様子。

嫌な予感がした美世は、こっそりと後を追って新たちの会話を聞きにいきます。

「久堂が…、…に。…れた…す。」

その声は小さくてよく聞き取れません。

しかし、不吉な内容だと感じた美世はさらに注意深く聞き耳を立てました。

「それは本当か?」

「ええ、確かな情報です。」

「戦闘中に…隊長だけが。」

それを聞いた美世。

身体が勝手に新と義浪の前へ飛び出していました。

「だ、旦那さまがどうなったのですか?」

突然出てきた美世に驚く新でしたが、すぐに部屋に戻るように促します。

「できません。」

首を横に振る美世。

清霞がどうなったのか、知らずに部屋に戻ることなどできません。

「戻ってください。」

新は言います。

「できません。」

美世も一歩もひきません。

「戻れ!」

新は語気を強めて怒鳴ります。

しかし美世は新をジッと睨んだまま動きませんでした。

しばらくにらみ合った後、新が口を開きます。

「久堂清霞は敵にやられて倒れました。」

開き直ったのか淡々とその事実を告げる新。

美世はその言葉に恐慌状態となります。

「…!どういうことですかっ!?」

思わず口からそんな叫び声が出ていきました。

頭は真っ白なのに、心臓はどくどくと波打って、息が苦しくなります。

「何があったか詳しく分かりませんが、攻撃を受けて倒れて意識が戻らないようです。」

”また失うの?ようやく一緒に生きていく決心をしたのに。”

新の報告を聞いて、そんな嫌な想像が美世の頭の中にバッと広がります。

「旦那さまは…強い。」

しかし、自分に言い聞かせるようにそう呟く美世。

そうです、美世の世界において清霞は太陽や月のような存在。

決して消えるはずがありません。

そう思い直し美世は、勢いよく頭を上げました。

”まだ死んだと決まったわけじゃない!嘆くだけで諦めるなんて、昔と同じ!”

気が付いたら美世は駆け出していました。

一歩

「美世!」

飛び出した美世を新が追います。

玄関まで走った美世は、そこで新に肩を掴まれました。

新は今にも泣きそうな表情。

「行かないでください。ここにいてください。」

新はそう美世に懇願します。

新からは、これまで抱いてきたもどかしさや悔しさが十分に伝わってきます。

しかし、美世には決して譲れないものがあるのです。

「できません。」

そう新に告げる美世。

「わたしは旦那さまといたいのです。諦めたたくないのです。」

それでも新は美世にすがります。

「絶対にあの人でないといけませんか?俺じゃだめですか?」

美世は深く息をして新を見つめました。

「あなたはとても魅力的な男性です。でもわたしは旦那さまがいいのです。」

美世の求めていた”家族”はおそらくここでも手に入ります。

義浪も新も喜んで美世を受け入れてくれるからです。

でも、美世は久堂家での日常を絶対に手放したくないのです。

そこに美世の幸せがあるのです。

「勝負で決まったことなのに申し訳ありません。でもお願いします。行かせてください!」

そう言って美世は深く深く頭を下げました。

しかし新はその申し出を断ります。

「…いえ。無理です。行かせるわけにはいかないのです。あなたを行かせてはならないと命じられているのです。」

そういえば義浪も似たようなことを言っていたと思う美世。

「わたしはどうなっても構いません。旦那さまのところへ行けるなら。」

そこで観念したように新は事実を打ち明けました。

「俺は帝と取引をしました。」

美世はあまりの衝撃に絶句します。

”帝って…国の頂点に立つ貴き方!?”

「陛下から誘いがあったのです。久堂家の守りが万全で美世を取り戻せなかった俺に。」

帝が何をしようとしているか、詳しくは新もわかっていないようでした。

ただ、オクツキの件で忙しくなる隙をついて、久堂家から美世を取り戻す手助けをしてくれたということ。

その後は、決して美世と清霞と会わせてはならないと命じられたこと。

その2点を教えてくれました。

「陛下は厳しい方。命令に背けば君はを受けるかもしれない…。」

それは自分だけでなく、おそらく薄刃家にも罰が与えられる…美世はそう考えました。

自分だけが不利益を被るなら迷う必要などない美世。

しかし、薄刃家を巻き込むとなると…そこでためらってしまいました。

すると目の前の新が決心したように美世に言います。

「俺は夢見の異能者に、美世に従います。俺も腹を決めました。行きましょう。久堂清霞の元に。一緒に行きます。」

予想外の言葉に驚く美世。

表舞台に出ないという掟があるにもか関わらず、”一緒に行く”というのは、おそらく罰が下ってしまいます。

「君が久堂清霞をあきらめられないように、俺も美世をあきらめられない。だから一緒に行きます。」

そして新は後ろを振り返りました。

「いいですよね。おじいさんも。」

そこには義浪がいました。

ふうと息を吐く義浪。

「お前も美世も大事な孫。応援するのが祖父の役目だ。」

それを聞いた美世と新は、すぐに薄刃家をあとにしたのでした。

第3章の感想:新の正体!そして…本当の家族。清霞様が心配な展開に…

長いです…長い、長すぎる…。

もうこれ、小説読むのと変わらないんじゃないかってくらい長いネタバレですよね…。

で、も、小説はもっともっと繊細に丁寧にじっくりと書かれていますからね。

これでもだーいぶ短くなってるんですよ。

本当は、あんなことやこんなこともしっかり盛り込みたいんですけど。

…とすみません、前置きさえも長くなりましたね。

今回も内容盛りだくさんでした。

なんと、新は薄刃家の人間だったんですね。

彼もいろいろ複雑そうだったけれど、なかなかにめんどくさい男…でした。

美世で自分の存在価値を高めるの止めて欲しい!

しかも清霞さまとの戦いで美世に化ける?なんて、ひどすぎるー!

でも、まあ、最後美世を応援してくれる感じだったので…許してやるか(なんで上から目線!)。

そして、おじいさまとの会話で美世が自分の本当の思いを出せた場面は涙涙でしたね。

義浪、好好爺じゃないか!

おじいさまのおかげで美世は家族というものがようやく少し理解できたかな…?

…にしても、清霞さま!

新に負け、オクツキに負け、大丈夫なのかしら?

心配すぎます!

これで美世が助けるとしたら、絶対「夢見の力」を使うはず…。

二人とも、無事でいて欲しい。

ところでこの第3章の葉月さま…なんと男らしい…♡

清霞さまに平手打ち飛ばして拳骨2回ですよ!

素敵すぎませんか⁉

わたし、葉月さまファンなので、ついついその場面に大盛り上がりしてしまいました。

そんな膨大なエピソードがもりもりだった第3章。

いよいよ物語もクライマックスに向かいます…。

清霞さまの具合も気になりますので、私もすぐに第4章に向かいたいと思います!

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